奥秩父豆焼沢より雁坂峠探訪報告


(00年5月27日)


<00'5.27 歩行記録>

豆焼橋駐車場(4:30)〜トオの滝(5:20-45)〜瀧谷洞苔滝(6:10-25)〜
50m大滝(7:30-35)〜19m4段滝(8:20-25)〜両門の滝(9:00-10)〜
遡行終了点(10:10-40)〜雁坂小屋(11:00)〜雁坂峠(11:10-15)〜
雁坂小屋(11:25)〜黒岩展望台(11:45-50)〜豆焼橋駐車場(14:00)

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 本日は会社仲間の森くんと奥秩父では人気の高い豆焼沢を遡行して雁坂峠に至るルートにチャレンジした。 豆焼沢は評判通りでまさに滝の宝庫。 飽きることなく時間を忘れさせてくれる遡行を楽しむことができた。

 豆焼橋手前駐車場からはトオの滝まで山道を利用する。 駐車場隣のヘリポート脇を少し下ると山道の入口がある。 入口はやや不明瞭なので要注意だ。 山道はしばらく登りが続くが、小尾根を乗り越すと護岸堰堤が立派なトウガク沢に着く。 コンクリートの沢の上を鉄橋で渡ると工事用のトンネルがある。 トンネル前を左に曲がりちょっと下ると右上に再び山道が続いている。 少し登ると小尾根上で左下に向かうホチの滝上に続くと思われる踏み跡が降りているがここは右へ。 このあたりからトオの滝までは桟道等がかなり荒れているので注意が必要である。

トオ滝
2段8mトオの滝
oooooo 瀧谷洞下湧水
瀧谷洞下の湧水
oooooo 2段6m瀧
2段6m滝

 立派な2段8mトオの滝は右岸の山道を利用して高巻く。 トオの滝上はしばらく平凡な流れが続くが渓相はなかなか良い。 やがて左右から小沢が流れ込む十字渓谷状の地点に着く。 左岸から落ち込む苔滝は特に素晴らしく、この滝の水は上部にある瀧谷洞からの湧水でもある。 瀧谷洞の入口をチェックした後、さらに先に進む。

5m滝
5m滝
oooooo 2条8m滝
2条8m左側の滝
oooooo すだれ8m滝
すだれ状8m滝

 2段6m滝は下段右、上段左を登る。 その上は少し斜めに落下する豪快な5m滝。 この滝を越えると大きな2条8m滝。 今回は水量が少ないためか右側の滝に水流はなく1条の滝になっていたがそれでも十分素晴らしかった。 ここは2条の中間を登っていく。 登り切った滝上でイワナらしき小さな魚を見つけた。 その後、小滝をいくつか超えていくとすだれ状8m滝が現れる。 左側の岩にテープが垂れていたがちょっと危なそうなのでさらに左の小ルンゼを登って高巻く。

大滝
豆焼沢の大滝
oooooo 2段5m
難所の2段5m滝
oooooo 6m滝
きれいな6m滝

 すだれ状8m滝上は一度開けて平凡な流れとなるが、それもわずかで再びきれいな小滝が立て続けに現れるようになる。 そして前方に一際高い壁が見えてくるとそこをたち割るように落下する大滝に到着である。 3段とも4段とも言われる滝だが大滝と呼ばれるだけのことはある立派な滝だ。 ここは右岸のやや判りにくい巻き道を大高巻きで越える。
 大滝を無事に通過して後は楽勝かなと思いきや最大の難所はその先にあった。 今回、一番苦戦した5m2段の滝である。 見かけは楽勝そうなのだが簡単に巻けると思った左岸はかなり傾斜の強い逆層のツルツル岩で手がかりも無く無理。 右岸の巻きも高い岸壁に阻まれて無理。 しかたなく直登で行くがホールド、スタンスともに不安定で苦労する。 登り切った岸壁にはハーケンが2本打ってあった。 やはりみんなここで苦労しているようだ。 またハーケン打ち込み地点より滝の落ち口までの3m程のトラバースも滑りやすいので要注意である。 今回はザイル確保しての通過となった。 難所を過ぎると次はきれいな6m滝。 ここは左岸を巻いて越えると次は19m4段滝である。

19m4段滝
19m4段滝
oooooo 8mナメ状
8mナメ状滝
oooooo 両門の滝
両門の滝

 19m4段滝は4つの趣の異なる滝が一カ所に集まったような滝で見ていて飽きない滝である。 ここは左岸を小さめに巻いて越える。 その上で5m程の滝を越えると沢は開け、前方に8mナメ状滝のきれいな姿が見えてくる。 見るからに奥秩父らしいきれいな滝だ。 この滝上はさらに開けて河原状となるが、やがて見通しの良い前方には両門の滝が見えてくる。
 両門の滝は本流の長さ60mにおよぶ滑状滝と右岸から入る2段20mの滑状滝がひとつの滝壺に落下する珍しい滝で、左右の滝の水量は異なるものの雰囲気は東沢の両門の滝によく似ている。 ここも見ていて飽きのこない風景である。

両門上
両門の滝上部
oooooo 5mナメ
両門の滝上5m滑状滝
oooooo 最後のゴルジュ
最後のゴルジュ

 両門の滝を形成する本流の60m滑状滝は水流の中を快適に登ることができる。 最高に気持ちの良い所で沢登りの醍醐味を充分に味わえる。 さらにその上にはきれいな5m滑状滝のおまけ付きである。
 その上、右岸から水量の多い支沢が入ると本流は次第にガレ沢状となってくる。 それでもまだその先には5m前後の滝をいくつか含んだ最後のゴルジュが控えていた。 このゴルジュも以外と手強い箇所があったが、なんとか登り切るとその先ですぐに水は無くなり、後はひたすらガレ登りとなった。 そしていい加減に嫌気が差してくる頃、やっと登山道にでた。 ここで大休止とする。

雁坂峠
雁坂峠
oooooo シャクナゲ
黒岩尾根のシャクナゲ

 終了点から雁坂小屋までの登山道はしっかりした道だ。 途中、雁坂小屋の水源となる水場があり、そこから小屋までは導水管が道に沿って設置されている。 雁坂小屋は明るい尾根上にある眺めの良い小屋である。 小屋から雁坂峠までを往復して戻ると天候も悪化してきたので急いで黒岩尾根の登山道を下りにかかる。 黒岩尾根の登山道は最近かなり整備されているようで思った以上に歩きやすい道だった。 さらにこの時期、登山道脇にはシャクナゲがきれいな花を咲かせている。 また途中の黒岩展望台からの眺めもなかなか素晴らしかった。
 黒岩尾根道は最初しばらくは比較的ゆるやかな下りだが、八丁頭を巻いて過ぎたあたりから急な下りとなる。 豆焼橋目指してひたすら下るとやがて滝谷奥地に向かうと思われる山道に合流。 そこから程なく豆焼橋から続く林道の終端に出た。 あとは駐車場まで車道を歩くことになる。

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