奥秩父豆焼沢下部探訪報告


(00年5月13日)


<00'5.13 歩行記録>

豆焼橋駐車場(11:30)〜豆焼沢本流(11:40)〜幅広滝(11:55)〜
ホチの滝(12:05-15)〜ゴルジュ(12:30-35)〜6m直瀑(13:00)〜
トオの滝(13:15-25)〜トオグリ沢(13:45-14:25)〜駐車場(14:45)

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 両神山系の大ナゲシと赤岩岳を登った後なので11時過ぎに豆焼橋手前の駐車場に到着。 帰りに使用する山道は施設裏手のヘリポートの脇から続いているのをまず確認し、見事な護岸堰堤が連なるワサビ沢右岸の踏み跡を下降する。 最後の堰堤上で左岸に渡り堰堤を越えて下ると豆焼沢本流に降り立つ。 水量多く河原上の沢床である。 渓流シューズに履き替えて奥へと進む。 すぐ上を国道が通っている割にはゴミの量は少ないようで安心する。 渓相も奥秩父らしく悪くない。 やがて谷が狭まり最初の3m程の滝が現れる。 その後いくつか小滝が続くと眼前には幅広の豪快な滝が行く手を阻んでいる。 左岸から巻こうとするが途中3m程の崖登りがあり、そこには怪しげなトラロープが一本。 身の危険を感じたので一度下り、滝の左側をよじ登るように直登してなんとか滝上に出る。 すると前方には5m滝を前衛に従えたホチの滝が見えてきた。 手前のチョクストン滝は水線沿いを登り、5m滝を左岸から巻くと豪快なホチの滝の滝壺に到達した。

最初滝
最初の3m滝
oooooo 幅広滝
幅広の5m滝

 ホチの滝は姿、水量、落差どれを取っても一級品の滝である。 奥秩父を代表する名瀑と言えるだろう。 しかし残念なことにすぐ上がなんと国道の橋となっている。
 あまり見せたくない姿だがつまりこんな感じなんである。 ただすぐ上に橋がある割には滝の周囲はさほど荒らされていないのが救いではあった。 橋の周りに駐車場を造らず人が渡ることが無いようにしたのが功を奏しているように思う。
 さて、この滝は右岸を小さく巻いて登る。 途中からホチの滝の上段滝壺に降りてみたが、この滝もなかなか見事であった。 さらに右岸を巻いて登るとまたまた怪しげなトラロープ登場。 ここはなるべく体重をかけないようにだましだまし使用して登る。 登り終えると橋げたの脇のホースから大量の水が放出されていた。 おそらくトンネル内でわき出た水ではないだろうか。
 ホチの滝を越えると次は非常に悪そうなゴルジュの登場である。

ホチ1
ホチの滝下段
oooooo ホチ2
ホチの滝上段
oooooo ゴルジュ
ゴルジュ内の滝

 ゴルジュ内には5m程の滝がふたつかかっている。 なかなか見事な滝とゴルジュである。 両岸が高く切り立ったゴルジュなのでここは左岸を大高巻きするしか手はなさそうだった。 よく見ると左岸には朽ち果てた桟道の跡が残っていたが、巻き道はもう少し谷沿いに付けられており、そこにはまたしてもトラロープが設置してあった。 この高巻きは落ち口のあたりがちょっと悪いので、補助ロープを使用して突破。 この後は特に悪場もなく快適な沢登りとなる。
 ここまで来ると車の騒音も聞こえなくなり、奥秩父らしい渓谷美の中に大小の滝がいくつも現れて昔ながらの名渓の装いである。 快適に遡行していくとやがて正面には大きな二段のトオの滝が姿を見せる。

6m滝
直瀑6mの滝
oooooo 流れ
奥秩父らしい流れ
oooooo トオ
2段8mトオの滝

 今回は下見なのでここまでで遡行は終了。 トオの滝からは山道を使って駐車場まで戻ることになる。 この山道はさらに奥の鍾乳洞調査のために造られたようであるが、桟道部分はかなり痛んでいるので十分な注意が必要である。 ただし道は比較的良く踏まれているようだ。 小尾根上で2分する道を左に取るとやがてトウグリ沢に到着するがここで立ち往生。
 ホチの滝からは全く分からなかったがなんとこの沢にも見事な護岸堰堤が造られていたのである。 そのため山道は寸断され上と下に続いている。 もちろん道標等はないのでどうしようかと迷うが、とりあえず下に向かう。 しかしこれは失敗であった。
 堰堤の鉄梯子を2つ降り、堰堤下からトオグリ沢左岸に沿って続く踏み跡は次第に不明瞭になり、やがてホチの滝下の幅広滝あたりに落下していくような踏跡となってしまった。 これは絶対間違いと悟り、鉄梯子を登り返して今度は上に向かう。 するとまもなく工事用のものらしきトンネルの入り口が現れた。 トンネル前にはトオグリ沢を渡る鉄製の橋がかかっており、これを渡って対岸に移るとそこからまた山道が続いていた。 ホッと一息であったが、ここでかなり無駄な時間と体力を使ってしまったようだ。 先日の熊倉山でも同じような思いをしたが、人間のやることはホントに恐ろしいと思った。

 ここから駐車場までは良く整備された山道で、何の問題もなく20分ほどの道のりであった。

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