小森川水系芝小屋沢探検記


(99年11月27日)


 本日は小森川芝小屋沢の探検第2段にチャレンジした。 前回確認できなかったゴルジュの全容を明かすことが目的であったが、なんとか目的は達成できた。

F1
F1(3段10m)
oo F2
F2(2状4m)
oo F5
F5(3段15m)
oo F5上部
F5上部のゴルジュ

 今回は芝小屋沢出合を7時前に出発。 時間はたっぷりである。 ゆっくり登ってまずはF1に到着。 そして前回不注意で落下したF2の横を通ってF3。 ここまではなかなか気分の良い所である。 この後はしばらくゴーロ状の流れとなるが、やがて両岸が狭まってゴルジュ入口のF4に到着。 まずはこのF4を登ってF5まで行ってみる。 相変わらず見事な滝であるが、両岸に巻いて越えられるようなルートはやはり見当たらなかった。
 一旦ゴルジュ下まで戻り、本流左岸の2つのガレ沢に挟まれた炭焼き小屋跡に登る。 ここから上部にはかすかな作業道跡が切れ切れに続いていたので慎重にその道跡を辿る。 道はしばし本流から離れてジクザクの急登となるが、やがて小さな尾根上のコルに出た。 反対側を見下ろすとすぐ下にゴルジュ上部にあたる本流の流れがあった。

 ひとまず沢に降り、そこから沢沿いに下ってゴルジュを目指した。 しばらく下ると前方に岩が門のようになった切り通しがあり、その下には2段8mのF7が現れた。 この滝は右岸を楽に降りることができる。 正面から見ると上段は2m程でそれが途中から2条の滝となって6m程落下する滝であった。 さらに下るとF6が登場。 ここは全体的に逆層気味でスタンスが怪しい感じであった。 しかたなく右岸の岩にハーケンを一本打ち込み、シュリンゲで確保しながら右岸を下降した。 正面から見るこの滝は落差5mのスダレ状のきれいな滝であった。 この下は2m程のきれいなナメが続いた後、やがてF5の銚子口に到達した。
 下からはあまり良く見えないが、F5の最上段の滝は3m程で深い釜を持った滝であった。 滝の落ち口はゴルジュの出口らしく両岸が狭まってなかなか絵になる風景であった。

F6
F6(スダレ状5m)
oo F7
F7(2段8m)
oo 堰堤
石積み堰堤
oo F9
F9(2状6m)

 ゴルジュ内をしばらく観察後、先程の下降点まで戻りそこからさらに沢沿いに登ってみる。 このあたりから左岸の山林は植林帯となっている。 すぐに2段3m程のF8が現れるがその上はしばらく平凡な流れとなり、やがて目の前には石積みの堰堤が現れた。 どうしてこんな所にこんなものがあるのだろう? と不思議でならない気分であった。 堰堤の上で左岸から涸沢が入るが、この支沢にも2つ程堰堤が作られていた。 いずれも苔むしていて年数の経過を感じさせる堰堤であった。 またこの出合には作業小屋の跡地と思われる平地が確認できた。 もしかしたら沢名の元となった小屋だったのかもしれないなあと思いをめぐらした。
 さてその先であるが、水量がだいぶ減った沢をさらに登ると予想外の2状6mF9が現れた。 水量こそ少なめだがなかなか立派な滝であった。 この滝の上部はさらに水量が減り、やがて水は涸れてガレ沢同士の2俣となった。 これより上部にはもはや水流はありそうもないので引き返すことにした。

 登りでは気づかなかったが、左岸にはずっと作業道跡が続いており、それを使って下っていくとあっさりとゴルジュ上の小尾根のコルに出ることが出来た。 ここからは登ってきた急坂を落ち葉のスリップに注意しながらゆっくりと下っていった。

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 今回はゴルジュの全容を確認でき、しかもなかなか見応えのあるゴルジュだったのでとても満足な沢歩きとなった。 ここには水量の多くなる時期に是非もう一度来てみたいと思う。

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