小森川水系T沢瀑&みな探検記


(99年8月7日)


 本日は瀑さんと共に両神山系小森川水系T沢の探検にチャレンジしてみました。 目的はこの沢を最奥部まで詰めることです。 この日、秩父地方には雷注意報が発令され、実際に現地に向かう道中でも激しい雨に見舞われましたが、入渓前には雨は上がり天候には恵まれて快適な沢巡りを行うことが出来ました。

 K集落近くの道路脇に車を止め、予定通りに7時に出発。 本日は山道歩きが多くなることが予想されたので足周りは通常登山靴としました。
 T沢入口にあるT氏宅に挨拶をしてからさっそく入渓。 5分も歩かぬうちに最初の滝となるF1 2段15m滝があっさり現れました。 T沢のオープニングを飾るにふさわしい見事な滝でした。

 F1の左岸を巻くように山道を登っていくと、すぐ上にはF2が8m程の滝となって落下しています。 滝壺に降りるのはちょっと大変そうなので山道から見下ろすだけでしたが、なかなかの美瀑でした。
 沢を一度渡り返し、しばらく歩くと次は前方に5mのF3が現れます。 そしてその先の木々の間には次の滝がちらちらと見え隠れしています。 山道を外れて踏み跡を少し辿るとF4 3段20m滝に到着。 この滝もT沢を代表する素晴らしい滝でした。
 踏み跡を山道まで戻り、F4の左岸を巻くように上っていくとF4の上段の滝が足元に見えてきます。 下から見るとあまり大きく見えませんでしたが、かなりの落差がある滝でした。

F1
F1 2段15m滝
oooooo F4
F4 3段20m滝
oooooo F7
F7 8m滝

 続いてF5 2段7m滝、F6 4m滝と滝が現れ、左岸から滝となって落ちる支沢を合わせるとその先で沢は右に曲がっています。 この先にはF7があるのですが、いかにも滝がありそうな雰囲気です。 山道を外れて踏み跡を少し辿るとF7 8m滝に到着。 落差はさほど無いですが、まとまったきれいな形をした滝でした。

 踏み跡を山道まで戻り、F7の左岸を巻くように上っていくとその上部は次第に沢幅が狭まりF8 7m滝、F9 4m滝、F10 ナメ状7m滝と滝が連続して現れます。 このあたりから次第に山道も怪しくなってくるので、注意して歩くようにします。

 F10の上部はしばし平凡な流れとなりますが、すぐに大岸壁に囲まれたF11 2段15m滝が現れます。 見ていて飽きることのないなかなか素晴らしい滝です。 下段の途中に跳ね台があり、左横から眺めると飛び散る水のバックが緑の木々となっていて、これがこの滝一番のお気に入り風景でした。
 F11越えも山道は左岸に付けられています。 ここから先は瀑さんも未体験ゾーンとなるのでワクワクして先に進むと、まずは立派な形をしたF12 8m滝が現れました。 この滝は眺める位置によって形がいろいろに見えるおもしろい滝です。 滝の裏が少しえぐれたようになっているので、左側にまわり込んで横から見ると、先程のF11と同様に飛び散る水のバックに緑がきれいに調和していました。

F10
F10 7mナメ状滝
oooooo F11
F11 2段15m滝
oooooo F12
F12 8m滝

 F12から山道は右岸に移ります。 朽ちかけた桟道をだましだまし歩いていくとその先はゴルジュ状の連瀑となりました。 まずはナメ状の滝を3段になって落とすF13の左手をスリップに注意しながらよじ登ります。 するとその先、目の前にはF14 2段12m滝が美しい姿で落下していました。 まさに「T沢、おそるべし!」といった感じでした。(笑)

 F14も右岸の山道をスリップに注意しながら越えていくと、前方には次のF15 8m滝が現れます。 下に降りるのはちょっと大変そうだったので山道から眺めるだけにとどめましたが、なかなか立派な滝でした。
 F15を越えると左岸から水量は少ないですが、切れ込みの深い支沢が合流します。 どうやら滝場は終了かなと思いきや、その先にはF16 6m滝がもうひとつありました。 この滝が滝ノ沢のフィナーレとなっている様です。

F12
F12 横から見る
oooooo F14
F14 2段12m滝
oooooo F16
F16 6m滝

 F16を左岸から越えるとその先、左岸から支沢が合流します。 ここが最初の2俣となる場所と思われますが、水量比は3対1くらいでした。 このあたりからは周囲も植林の人工林に変わり、もはや滝の存在する雰囲気は無くなってきましたが、とりあえず山道は続いていたので奥に行ってみることにします。
 山道は最初は左岸、そして右岸に渡り、右岸からのガレ沢を1本合わせると左岸より支沢が合流。 ここが第2の2俣となる地点です。 ここから先はさすがに山道も不明瞭となり藪も多くなってきました。 また水流も殆ど無くなり源頭部の様相を呈してきたので、奥の2俣手前にて引き返すことにしました。
 まあそれでも、T沢完全制覇と行っても問題ない地点までは登ったようですが....(笑)

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 T沢は本当に素晴らしい沢でした。 内容的には両神一と言っても良いかもしれません。 ただし、この沢の水は集落の飲料水として利用されているとのことですので、むやみに入り込まないようにしなければなりません。 そうは言っても素晴らしい沢であることには変わりないので、秋の紅葉期にでもまた再訪してみたいと思います。

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