小森川高見倉沢瀑&みな探検記


(99年7月25日)


 本日は瀑さんと共に両神山系小森川高見倉沢の探検にチャレンジした。 目的はこの沢の奥にあると言われている「幻の大滝」の観賞である。 天気は梅雨明けの快晴で気温も高かったが、沢歩きにはなかなかのコンディションであった。

 小森川奥地の民宿「広美荘」手前のバス折り返し点に7時に集合ということで出発したが、30分ほど早く到着したので足慣らしに手前の本沢大滝に寄り道してみた。 道路脇のスペースに車を止めて山道を5分も歩くと、瀑さんの情報通りですぐに大滝が現れる。 待ち合わせまであまり時間がないのでゆっくりとは出来なかったが、なかなか見事な滝だった。 滝までの山道も完璧だ。

 待ち合わせ場所を少し間違えたものの、ほぼ予定通りの7時に広美荘前に到着。 ここで普通靴か渓流シューズどちらにするか悩んだが、とりあえず渓流シューズを選択。 結果的には大滝の直前で殆ど遡行となったので、この選択は正解であった。 広美荘の御主人に挨拶をしていよいよ高見倉沢に足を踏み入れる。

 沢にはいるとすぐにF1〜F3が連瀑状に現れる。 いずれも落差は小さいがこの沢の素晴らしさを予感できるきれいな滝であった。 そしてやや間をおいて10m程の落差を3段に落ちるF4。 これもなかなか素晴らしい滝である。 その後、藪に隠された不明瞭なルートをたどるが、すぐに右俣(実はこれは右俣の1本手前の支沢だった)にかかる2段20mの滝に到着した。 水量は少ないながらも緑の中をサラサラと落下する水流はなかなか心地よい。

 本流に戻り先に進むとすぐに落差6m程のF5二条の滝が現れる。 なかなかの美瀑であるが、規模からしてこれが大滝とは考えにくいので左側をよじ登って先に進む。 するとその上には落差10m程の豪快なF6が現れる。 見事な滝であり、地形図と照らし合わせてもこれが大滝に間違いないと思い、しばし休憩モードに入った。 しかしながら頭の片隅には大滝はまだ上にあるとの思いもあった。 瀑さんが撮影タイムに入ったので、とりあえず上流部の偵察に行ってみることにする。

右俣20m滝
右俣20m滝
oooooo F5
F5 6m滝
oooooo F7
F6 10m滝

 左岸の笹藪を登ってF6を越えていくと上部は何やら沢が開け、滝のあるような雰囲気では無くなっていた。 しかしながら右手よりかなりの水量の支沢が合流していた。 地形図上では右俣の上部にはしばらく支沢は無かったハズなのに....?
 半信半疑でこの支沢をしばらく登ってみる。 かなり急勾配な沢であったが谷の切れ込みの深さから途中でこの沢が右俣であると確信した。 ただ、そうなると大滝はまだ上部にあることになるので急ぎ本沢に戻りさらに上流部を目指す。
 上流部は道も不明瞭となりガレ場の連続となった。 そんな中をしばらく進むと落差12m程のF7クネクネハネ滝が現れた。 この滝は正面から見るとジグザクにクネクネ曲がって落ちているように見えるが、左下に回り込んで見ると何とあの「殺人の滝」にそっくりな姿であった。

 本当ならここで引き返すつもりだったのだが、とりあえず滝右手のガレ場をよじ登って滝の奥をチェックしてみると大きな岸壁のような物が確認できた。 滝の姿は見えなかったがもう少し行ってみようという気になり、滝の左手ガレをよじ登って高巻きする。 嬉しいことにガレをよじ登ると上部には明瞭な山道の跡が確認できた。 この道を使って滝を越えていくと、その上はなにやら険悪なムードとなり小滝が連なる連瀑帯となった。 どうしようかと迷ったが、ふと先を見ると前方の大岸壁の上部から吹き出す滝の白い瀑水が確認されてしまった。 良く観察してみると手前の連瀑帯は登って下れなくなるような滝ではないのでとりあえず大滝の正面まで行ってみる。

 正面から見る大滝は落差約40mの素晴らしい滝であった。 スケールでは両神山中の滝の中でもトップクラスだろう。 こんな滝が世に殆ど紹介されることもなく存在するのはホントに信じられない思いである。 まさに「幻の大滝」と呼ぶにふさわしい滝であった。
 回り込んで側面から見る大滝はまた違った姿を見せている。 滝はまず20m程を一気に落下した後、10m程の斜瀑となり、そこで90度向きを変えて再び10m程のネメ状斜瀑となって落下している。 また滝の左手には支沢が段瀑となって合流しており、最下段を見れば見事な合流瀑となっている。 このようにとにかく見ていて飽きのこない滝だ。

F7
F7 12m滝
oooooo 大滝
大滝(正面より)
oooooo 大滝
大滝(側面より)

 しばらく滝前で見とれていたが、あまり遅くなっては瀑さんに心配をかけそうなので急ぎ戻ることにする。 案の定、F6上部の2俣にて瀑さんと出逢う。 帰りが遅くなり要らぬ心配をかけていたようだ。 とりあえず荷物を置き去りにしてあるF6下まで戻り、再度大滝へ向かうことにした。

 瀑さんと共に再度、F7と大滝をチェックする。 大滝は何度見ても素晴らしい滝だ。 まずは滝前でビールで乾杯! その後、撮影会となった。 結局、滝を後にしたのは12時を過ぎてしまい、この時点で次に予定していた滝ノ沢完全制覇の夢は断たれたのであった。(笑)

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 高見倉沢出合いに戻り、広美荘の御主人に挨拶をして次の目的地であるT沢に向かった。 T沢では時間も無くなっていたので、空身での偵察となった。 この沢については瀑さんからある程度の情報をもらってはいたのだが、想像をはるかに超える素晴らしい沢であった。 次から次へと現れる大小無数の滝からして、こんな沢がWヘッダーで片づけられないことは一目瞭然であった。
 F1、F4、F7等々、素晴らしい滝をたくさん見られましたが、詳細報告はあえて次回の訪問時ということにしておこうと思います。
 それまで期待してお待ち下さいマセ!

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