浦山川冠岩沢より大持山探訪報告


(99年5月22日)


<99'5.22 歩行記録>

冠岩橋(4:20)〜冠岩集落跡(4:35)〜2条4m滝上(4:45-55)〜
15m滝上(6:00)〜25m滝上(6:35-40)〜最後の2俣(7:25)〜
稜線(7:35)〜大持山(7:45-8:10)〜鳥首峠(8:45-55)〜
冠岩集落跡(9:15)〜冠岩橋(9:25)

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 本日は午後より所用があったので、近場の奥武蔵、浦山川支流の冠岩沢より大持山へのコースにチャレンジしてみた。 冠岩沢は奥武蔵という近場にありながら2つの大瀑を秘めた秀渓として知られており、一度訪れてみたいと思っていた沢である。 今回は素晴らしい滝と共にヒメレンゲや紫色のヒイラギソウの花にも恵まれ、期待以上の快適な山行となった。

 車で浦山川沿いを登り、冠岩沢出合の冠岩橋に車を止める。 冠岩沢沿いの林道は最初は舗装されているが、すぐに砂利道となる。 林道の終点に対岸に渡る鉄製の橋があり、渡って山道を少し歩くと冠岩集落跡に到着。 ここで鳥首峠への登山道と分かれて集落跡への道に入り、集落跡を突っ切った後、冠岩沢に下降する。
 しばらくすると最初の2条4m程の滝に到着。 直登は望めず左側から高巻くがかなりの大高巻きになった。 この滝の上で登山靴を渓流シューズに履き替え、身支度をする。 この付近より水流沿いにはヒメレンゲが群生するようになり、場所によってはこの花が完全に進路を埋め尽くしている所もあった程である。
 その上で3m程の滝を越すと沢は開けて平凡な流れが続く。 ここは沢沿いの山道をしばらく辿って、山道が沢を離れる地点で沢に降りる。 しばらく行くと右手に山葵田跡があり、無断採取禁止の立て札が立っている。 そのすぐ上右手の岸壁下より湧水があり、小さな鍾乳洞の一つ二つありそうな雰囲気となり、さらにその上左手には石灰岩の岸壁も見られる。

ヒメレンゲ
ヒメレンゲの花
oooooo 15m2段滝
15m2段滝
oooooo 5m滝
直瀑状5m滝

 次第に両岸が狭まってくると8m3段滝が現れる。 ここは水流の中をざぶざぶと登っていくと、その上には最初のハイライトである15m2段滝が行く手を遮っている。 水量豊富で広い滝壺を持つ見事な滝だ。 この滝はガイドを見るとどれも左側を直登とある。 確かに両岸を見渡しても高巻き出来そうなルートは見当たらないので、ガイド通りに左側を登ることにする。 ホールドスタンス共に豊富ではあるが、かなりの高度感があるので緊張する所だ。 今回は左側を中段まで登り、そこから左上にある大木にエスケープした後、巻き気味に滝の上に出た。 途中、万一の時のために残置ハーケンにシュリンゲを通して確保に使ったが、それがなかなか外れずにしばらく立ち往生するハプニングもあった。

 15m滝上にはさらに5m程の滝が2つ続く。 最初の5m滝は右手を巻き気味に簡単に越えられる。 次の5m滝は見事な直瀑となっており、ルートは左側に取る。 この滝を越えるとまたしばらく平凡な流れが続くが、水流沿いにはヒメレンゲが咲き乱れて素晴らしい風景となっていた。

25m滝
25mスダレ状大滝
oooooo 3m滝
形の良い3m滝
oooooo 8m滝
最後の8m滝

 山葵田跡を過ぎると再びゴルジュ状になり、小滝がいくつか現れるがいずれも快適に越えていく。 そしてその先行く手にはハイライトの25mすだれ状大滝が堂々たる姿を現す。 水量こそ少なめだが、滝の形や落差は見事に尽きる。 また岸壁のあちこちに顔を出しているヒメレンゲの花とのマッチングも絶妙だ。
 この滝は、少し戻って右手の小尾根に取り付き、滝の落ち口くらいの高さまで登った後落ち口に向かってトラバース気味にルートを取ると簡単に滝上に出られた。 大滝の上はしばらくナメ状の小滝が続いて快適に登っていく。 沢を埋め尽くすように咲いているヒメレンゲは相変わらず見事だ。
 やがて行く手には形の良い3m程の滝が現れる。 ここは右を巻いて越え、次の小滝を超えると赤茶けた8m程の滝が行く手を遮っている。 ここも直登は無理で、右手より巻いて越える。

ヒイラギソウの花
ヒイラギソウの花
oooooo 大持山
大持山山頂

 滝上は開け、源頭の様相となる。 やがて2俣となり左手より水量の少ない支沢が合流するが、ルートは右沢に取る。 この付近の斜面には鮮やかな紫色のヒイラギソウの花の群落があちこちに存在して目を楽しませてくれる。 本流もすぐに水は涸れるが、その後も忠実に沢沿いに進むと最後の2俣に到着。 ここも右手の沢筋にルートを取り、最後まで沢筋を離れずに詰めるとやぶこぎもなく稜線上の登山道に飛び出した。

 大持山までは10分程なので、渓流シューズのまま大持山に向かう。 大持山山頂は東西方向の展望が開けた静かな山頂だ。 山頂付近にはつつじがちらほら咲いていた。
 山頂で渓流シューズを登山靴に履き替え、しばらくの休憩後、鳥首峠に向かい、峠より冠岩を目指して下っていった。 大持山からの下りは全て一般登山道で歩きやすい道だったため、予定よりだいぶ早く出発点に戻る事が出来た。

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