ナメラ沢から西破風山、雁坂峠探訪報告


(98年11月14日)


 東沢、ヌク沢と遡行してくると、あと一本どうしても行きたくなるのがこのナメラ沢である。 遡行適期は既に過ぎていたが、快晴の暖かい天気に恵まれたので思い切って挑戦してみた。

<98'11.14 歩行記録>

雁坂トンネル入口駐車場(6:00)〜ナメラ沢下降点(6:30)〜峠沢出合(6:35-45)〜
中ノ沢出合(7:05)〜二俣(8:20-30)〜稜線(9:50-55)〜西破風山(10:00-30)〜
東破風山(10:40)〜雁坂嶺(11:05)〜雁坂峠(11:20-25)〜駐車場(12:45)

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 雁坂トンネルを抜け料金所を出てすぐ左手の駐車場に入る。 考えてみれば昨夜は午前様で殆ど寝ていなかった。 とりあえず出発時間まで車で寝ていた。
 出発は6時。 雁坂峠への登山道はこの駐車場の奥から始まっている。 しばらくは立派な林道歩きとなるが、傾斜が意外ときつく疲れる林道である。 林道の終点には平成10年造成のりっぱな橋が架かっていた。 橋を渡り登山道に入ると、5分程でナメラ沢下降点に到着する。 人気の沢だけあって標識も立派である。 標識に従い、笹の中の踏み跡を下ると峠沢に降り立つ。 ナメラ沢の出合はこの下流になるので、この峠沢を少し下降してナメラ沢出合に向かった。 ナメラ沢の出合で渓流シューズに履き替え、いよいよ遡行開始だ。

10m3段滝
10m三段滝
oooooo 15m3条滝
15m三条滝
oooooo 10m2条ナメ
10m二条ナメ滝

 ナメラ沢に入るとしばらくはゴーロ歩きとなるが、やがて最初の滝が現れる。 傾斜はさほど無いので簡単に超えていくと次に10m三段滝が現れる。 水量が多く豪快な滝である。 ここは左側をスリップに気をつけながら直登する。 滝上はまたゴーロとなりやがて中ノ沢出合となる。 水量比は1対1といったところだ。 ここはナメラ沢の方が暗い感じがするので間違えないように注意する必要がありそうな出合である。
 ナメラ沢に入り、しばらく行くと右手より水量豊富な支沢が10m程の滝となって合流する。 これを過ぎるといよいよ目の前にはこの沢のハイライトとも言える15m2段三条滝が現れる。 明るく開けた谷間一杯に落下する姿は本当に素晴らしい。 この滝は左手をスリップに注意しながら直登して超える。 間近で見る上段の滝もまた見事である。
 3条滝の上はしばらく綺麗なナメが連続して現れる。 快適に遡行出来るので気分がとても良い所である。 ナメが一段落すると次は10m二条ナメ滝が登場する。 ここには本流の2条の他に右手からも支沢が入り込み、見ようによっては3条の滝にも見える。
 2条ナメ滝の上は美しい15mS字状ナメ滝となる。 明るく開けたナメ床を快適に登っていく気分は最高だ。 この滝上で右手、左手に支沢を分けると次は5m逆くの字ナメ滝である。 この付近は次から次へと滝が現れてくる感じだ。 途中で珍しい長方形型のナメ床を発見した。 あたかも人工物のように見えるが、間違いなく天然物ではある。 この上からは再びナメ床が現れる。 いかにもナメラ沢らしい風景が連続するところである。

S字条ナメ
S字条ナメ滝
oooooo ボコボコ滝
10mボコボコ滝
oooooo 源頭
源頭部

 左手より支沢が入り込み、さらに登ると2俣となる。 水量比は1対1である。 これから登る左俣にはすぐにくの字のナメ滝かかっている。 快適に超えていくとその上は10mボコボコ滝である。 この滝も問題なく超えて行き、その上のナメも快適に登っていける。
 いくつかの滝を超えていくと水流は次第に減ってきて、いつしか水は消え沢は源頭部の様相となってくる。 ふと上を見上げれば木々の間に快晴の青空が見えていた。 水流が無くなると沢は次第に傾斜を増してくるが、人気の沢だけにトレースは明瞭で、とにかく忠実に窪みに沿って詰めていく。 さすがに2千m級の山に突き上げているだけあってなかなか苦しい登りが続く。
 稜線からの風が肌に感じられるようになると素晴らしいコケの庭園となる。 この庭園の上が稜線上のピークとなっていて踏み跡はこのピークに突き上げるように着けられていた。
 このピークからの展望は最高だ。 木賊・甲武信方面や国師・金峰方面がきれいに見渡せる。 またここから少し西破風山方面に行った所にも眺めの良いピークがあり、ここからは富士山や、北側の上州方面の眺めも最高である。 ただ、西破風(はふう)山の山頂は残念ながら展望は利かなかった。

国師・金峰方面
国師・金峰方面
oooooo 雁坂峠
雁坂峠

 先程の眺めの良いピークまで戻り、休憩を取った。 ここで渓流シューズをトレッキングシューズに履き替える。 最高の展望を楽しみながらの極楽休憩となった。
 休憩後、歩き出すとすぐに東破風(はふう)山の山頂に着く。 ここは西破風山に比べるとかなり展望は良好だ。 ここからさらに雁坂峠方面に向かうと雁坂嶺の姿が次第に大きくなってくる。 雁坂嶺まではだらだらとした登りとなるが、雁坂嶺の山頂は展望も良好で気分は良い所だ。 ここから雁坂峠までは急な下りとなるが、20分程で峠を見下ろす場所に着く。
 雁坂峠は笹原に覆われた明るく開放的な素晴らしい峠だった。 峠からはこれから下る峠沢方面や雲取山方面の展望も素晴らしい。 また雁坂嶺を振り返ると、明るい峠の雰囲気がとても良く出ていて良い感じだった。 ここで今日最後の記念撮影をして下りにかかった。
 ここまで飛ばして下ってきたせいもあるが、峠からの下りは長くて結構きつかった気がする。 でも沢沿いの道なので気分は悪くない所ではある。

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 東沢を始めにヌク沢、ナメラ沢と登った。 いずれにも該当することだが、これらの沢は何度登っても良いような気がする。 来年になったらまた出直して来ても良いカナ....

 

 

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