奥多摩瀑見報告


(98年7月20日)


 先日(7/11)におじゃました小澤洋三氏の写真展「多摩川の滝24選」の中で、特に興味を抱いた奥多摩の滝にさっそくチャレンジ(98' 7.19,20)してみた。
 今回、訪れた滝は奥多摩湖に流れ込む峰谷川の下部に流入する支流、長久保沢(雨降谷)にある大滝(落差20m)、そしてその翌日には北秋川神戸川支流の日陰沢奥地にある徳兵衛滝(落差40m)を訪問した。
 どちらも今まで殆ど知られていなかった奥多摩の隠れ滝である。

----------------------------------------
雨降大滝1
長久保沢大滝1
ooo 雨降大滝2
長久保沢大滝2

雨降大滝3
長久保沢大滝3
ooo 倉戸沢の滝
倉戸沢の滝

 長久保沢(雨降谷)は峰谷川の下流部に左岸より流入する支流で榧ノ木山に直接突き上げるかなり急峻な沢である。
 目指す大滝までは手前300mくらいまで不明瞭だが仕事道が通っているのでそれを利用して登っていく。途中、眼下に2段20mの滝が豪快に落ちている所もあり、足元には注意が必要である。
仕事道をひたすら登ると右側の斜面が伐採で開けた所に出る。沢沿いには古い山葵田の跡が続いているが、この付近で仕事道は消え後は沢登りとなる。ただし、大滝まではさしたる悪場もなく(途中倒木で谷が埋まっている所はあるが......)水の中をじゃぶじゃぶと快適に登っていく。
 目指す大滝は突然目の前に現れる。滝前の岩から張り出した巨木が何とも似合う話に聞いていた通りの素晴らしい滝であった。紅葉の季節にでも是非また再訪したいと思う。

 帰る途中、少し時間があったので支流の倉戸沢を遡行してみた。
そして地形図上で等高線の密度が濃くなる部分に4〜5段で落差は25mくらいの滝を発見した。
1段目の上まで登り、そこにあった腰掛けにちょうど良い形の木に座って上部の写真を撮ってみた。
こんな滝もまた悪くはない。
 

----------------------------------------
徳兵衛の滝
徳兵衛の滝遠景

 この滝は檜原村の払沢の滝よりさらに上流の北秋川支流神戸川上部、有名な神戸岩の上流500m程の所に左岸より流入する日陰沢にあり、今までどんな文献にも登場せず、そのくせ落差が40mという高瀑である。
 沢の入り口からは不明瞭な仕事道が続く。途中、小さな作業小屋があるがこの辺からはほとんど道も分からなくなる。仕事道は実はかなり上部まで続いていたのだが、完全に見失いひどい藪こぎの沢歩きとなってしまった。
ほんとにこんな所に滝なんかあるのか、と疑いたくなる程のひどい沢だったがなんとか上流部までくるとボサも無くなり歩きやすくなった。
 快適になって間もなく、前方の遙か高所から落下する一筋の滝が目に飛び込んできた。苦労して対面した滝はしかし、門番のような6〜7mの滝が越えられず遠くから眺めるだけとなった。
次回、体力と時間がある時にでも再訪し、是非とも滝壺に立ってみたいと思う。

 帰路は殆ど消えかかった仕事道(獣道?)を忠実に辿り、登りの半分の時間で脱出に成功した。ルートファインディングの重要性を痛感した一日であった。

------------------------------------------------------------

(滝の先頭ページに戻る)