まんが あ〜ん (8)

THATTA 119号(96/02/04)掲載

前口上

 漫画には、2種類のヤツがあります。アホ漫画とバカ漫画です。最近、読んだやつでアホNO1は「唇にパンク」(笠原倫)というギター勝負マンガで、特訓・養成ギプス・秘技なんでもありありの6×9= 53+1(ロックはゴミの1つ上)漫画です。では、バカはというと「覚悟のススメ」。これの上にバカを作らず、下にバカを作らず。 (か)


愛のように幻想りなさい(全5) /石塚夢見/小学館/プチコミック
(か)未 (よ)未 (く)★★★

 雑誌を立ち読みしてただけだったので、ホントは評価しづらい。
 時代は第二次大戦あたり(?)。
 主人公の女の子が記憶喪失状態のまま女優として成功してゆく話。
 影で見守るいわくありの男性もいるが「紫のバラのひと」よりずっと暗ぁーーーい過去と因縁があるのよこれが。
 石塚夢見は最近のコメディ寄りの絵柄より、この当時の方がシリアスでよかった。 (く)

葵学園プレイタイム /さいきなおこ/集英社/マーガレットコミックス '88
(か)★ (よ)★★ (く)★

 学園もののちゃちいミステリー。 (く)

葵 -AOI- 門前払いの神々へ /姫木薫理/ラポートコミックス '91
(か)★★ (よ)★ (く)★

 神話の時代から現代に転生してきた恋人たちの話。たいくつ。 (く)

赤いオオカミ /田中雅子/集英社/別冊マーガレット '71
(か)忘 (よ)★ (く)★★

 おてんばな(死語かもしれない)女の子(たしかアメリカ人)が赤いカウボーイハットと目の周りだけのマスクで変装して、悪を懲らしめる話。ムチも使ってたかもしれない。連作短編だった。敵はけっこう情けなかったような記憶あり。 (く)

アイコ 36 歳 /本間千恵子/講談社/KCmimi
(か)未 (よ)★ (く)未

 その名のとおり、中学生と小学生の子供を持つ 36才の専業主婦アイコさんが、中学生の女の子の性のめざめにドタバタするおはなし。それにつけても 36才って中学生の子供のいる年なのね。ワハハ。 (よ)

愛の御一家 /笈川かおる/秋田書店/キャンドルコミックス
(か)★★ (よ)★★★ (く)未

 キャベツ畑のまん中にすむ一家のホームコメディ。印象のうすい話。 (か)

I'm ナム(全3) /細野不二彦/小学館/少年サンデーコミックス
(か)★★ (よ)未 (く)未

 どらえもんとかオバQみたいな話の細野バージョン。ナムというのは、異星人かロボットかわけのわからないものかは忘れた。 (か)

赤毛のスカーレット /水野英子/集英社/週刊マーガレット '66
(か)★★★ (よ)未 (く)未

 麗しのサブリナ、そのまま。アイデアとっちゃいけません。 (か)

赤ちゃん転校性 /木原としえ/集英社/セブンティーン '70
(か)未 (よ)★★★ (く)未

 わすれた。でも初期の作品なのできっと、好きな作品だったろうと思える。 (よ)

赤兵衛 /黒鉄ヒロシ
(か)★ (よ)★ (く)★

 ビッグコミック巻末の二色マンガ。どこがおもしろいのかまだ続いている。それでも朝日の夕刊の4コマにくらべれば100万倍まし。 (か)

あかんべえ天使 /石森章太郎/サンコミックス
(か)未 (よ)未 (く)未

 サンコミックスから出た少女漫画寄りのヒューマン・ストーリー短編集 II。
 「竜神沼」と2冊セットで初期石森のもつ抒情性の最良の面が出ていた(気がする)。 (水鏡子)

秋風色のダイヤモンド /夢野一子/小学館/別冊少女コミック
(か)未 (よ)未 (く)★★

 タイトル作は小説家の男性主人公が結婚して野球場の近くに引っ越した話。短編コメディ。同一登場人物で続編を描いていたのでコミックスには何作か入ってるんじゃないかな? (く)

亜紀子のカレンダー16歳(通り過ぎた季節1) /酒井美羽/角川書店
(か)未 (よ)★★ (く)未

 あまりおぼえてない。 (よ)


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