「このJUNEがすごい!'97」

私の怠慢で発表がこんなにも遅れてしまいました。申し訳ない。

という集計方式をとりました。投票者は2人。結果は下記の通りです。

投票者のコメント


by 津島ひろみ

1.かわいゆみこ 「EGOISTE」 2
ビブロス『小説b-Boy '96年3・4月号』掲載。同社BE-BOYノベルズ
「EGOISTE」の1は'97じゃないですよね。けれど2だけでも十分1位の価値があると思います。もう何度読み返したことか...
2.かわいゆみこ「MIKADO 〜帝〜」(上、下)
ビブロス BE-BOYノベルズ
2位の帝は逆に読み返すのが辛すぎるので、よかったけど次点です
3.ふゆの仁子「離れざる想い」(1,2,3)
ビブロス BE-BOYノベルズ
4.ふゆの仁子「LOOSER」(1,2)
ビブロス BE-BOYノベルズ
3、4位は ともにengageシリーズですが、別々にしてみました。
個人的に溝口が大好きです(ポストペットもくまのみぞぐちだし...)
5.柏枝真郷「オールイズロンリネス」(DESPERADOシリーズ)
光風社
5位は柏枝さんのシリーズ再開となった記念すべき本なので挙げてみました。


by 菊池鈴々

1.新田一実「長嶺先生の憂鬱」
桜桃書房 ECLIPSE ROMANCE(一部は『小説FUDGE vol.12』掲載)
天然ボケの小説家とバイク便のお兄さんがラブラブになるまでと、その後のハッピーライフ。私はこの作品で新田一実のやおい道(笑)は確実にランクアップしたと存じます。
2.山藍紫姫子「花夜叉」
角川書店 (一部は『DEEP'94年9月号』掲載)
能の名門を舞台にした、嗜虐と官能の物語。痛めつけられる美貌の青少年を書かせたら、右に出るものはいないと思われる、華麗でえっちな筆致にくらくらきます。
3.坂井朱生「ロマンティスト・テイスト」
ハイランド ラキアノベルズ
未成年なのに、唯一の保護者だった母親に捨てられ、年をごまかしてバーで働く少年が意地っ張りで健気でかわいい。なりゆきで就職口と住処を提供することになった、なんでも屋の事務所の社長がほだされちゃうけど、まあとーぜんでしょう。
4.かわいゆみこ「MIKADO 〜帝〜」(上、下)
ビブロス BE-BOYノベルズ
孤児院からマフィアの家に、愛らしい妹のおまけのようにして引き取られた少年が、とにかく苦難の連続。家庭内性的暴行に加え、敵対組織に誘拐されて刺青をされ麻薬漬けにされ、いろいろひどい目にあってしまう。そんな渦中での秘めた恋心もまた美しい。
5.森岡由宇子「君に溺れて」
芳文社 花音ノベルズ (一部は『小説花音倶楽部'94年6月号』掲載)
元縄氏で大学生というすごい設定の天王寺に、身体も心も溶かされちゃった一樹くんの、過激にも能天気なSMがらみの事件。ふたりで幸せになってね。

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