字典

     必要な字典


 習字・書道を始めるとまず書き順字典、次いで楷書以外の行書・草書などの字体を知るために字典が欲しくなります。最初は小さな机上本でよいと思うのですが、古い字を書くようになると出てこない字が多くなり、字数の大きな字典が必要になってきます。また仮名を習うと仮名字典も必要になってきます。

    字典も古今東西山ほどあり、選択に迷いますが、現在私がよく参考にしているものをお見せします。日常用にはこれで十分と思います。

   
書き方字典 日用版
最初に買った机上版の字典です。常用漢字、人名漢字など約3,500字で、かなもあります。\600で手軽に使えます。
楷行草三体筆順字典
日本書道協会の刊行でU-CANの通信講座で購入できます。\19,000と高価ですが、Amazonで中古品が\2,000〜で出ています。箱入りの立派な辞書で、常用漢字、人名漢字のほか変体仮名もついています。約4,000字です。
字数だけみると上の書き方字典とそんなに違わないように見えますが、この辞典は新書体のほか旧字体も掲載しており、実際は雲泥の差があります。作品の制作に使うなら、こちらがお勧めです。特に中古品が安く手に入るなら絶対にこちらを求めるべきでしょう。
写真は省きますが、同じ協会から「くずし字字典」というのも出ています。こちらは8300字あります。これも同じ扱いです。索引が分冊となっています。全部でありませんが筆順も出ています。
新書道字典
首文4,482字、重文46,866字あります。「書源」の普及版です。大きくてよければそちらを求める方が良いでしょう。
同類の辞書としては、西東書房から出ている「五體字類」が有名で、私の持っている増訂第3版では親文字5,160字、総字数47,547字とこちらの方が、多いですが、新書道字典の方が見やすいような気がします。
かな字典
義姉の遺品ですが、私はかなはやっていないので中身の事はよくわかりません。