フィルムのデジタル化ガイド

平成29年4月17日

適正スキャン解像度   


    プリント用紙
  • 全紙〜B2
  • 半切〜B3
  • A3ノビ
  • ワイド四切 (B4)
  • 六切〜(四切)
  • Lサイズ
  • 名刺サイズ
  • 印刷寸法
  • 50.8×77 cm
  • 36×54.4 cm
  • 31.2×47.1 cm
  • 25.4×38.5 cm
  • 18×27.2 cm
  • 9×13.6 cm
  • 4.5×6.8 cm
  • スキャン解像度
  • 6800dpi
  • 4800dpi
  • 4200dpi
  • 3400dpi
  • 2400dpi
  • 1200dpi
  • 600dpi
  • BASE (画素数)
  • 128Base (4800万)
  •  64Base (2400万)
  •  48Base (1900万)
  •  32Base (1200万)
  •  16Base (600万)
  •   4Base (150万)
  •   1Base (テレビ)
  • ピクセル数
  • 5782×8688
  • 4096×6144
  • 3310×5812
  • 2896×4344
  • 2048×3072
  • 1024×1536
  •  512× 768
                  ↑-----------288dpiで印刷したときのプリントサイズ------------↑

 一般にスキャナーの解像度は段階的にしか設定できないので、上表を参考に近い数字を選んで下さい。

 なお、ここに示した適正解像度は、データを修正せずにプリントする場合で、トリミング、回転などの修正をする場合にはその程度に応じで余裕を見て、1〜2ランク上げておくのがおすすめです。また、カラー深度についても24又は48bitを適宜選択する必要があります。出力もJPEGでなくTIFFを選ぶと再サンプルによる劣化を防げます。

 逆に検索などの為だけにデジタル化するのであれば、より低い解像度でも十分でしょう。

 次に代表的なフィルムスキャナー及びスキャンサービスの解像度等を記します。

 この中にダイナミックレンジDmaxを記したものもあります。これはコントラスト比の(10を底とした)対数値です。Plustek社によれば最も適切に露光がなされ、現像されたフィルム、スライドのDmaxは1.5と3.5と言われているので、スキャナーのそれがこれを上回れば、一般的なフィルム、スライドのダイナミックレンジを再生できる、ということのようです。
 最初の4つのスキャナーはこの条件を満たしている可能性があります。

  (注)フィルムのDmax 1.5は低すぎるような気がします。間違いなのかもしれません。

35mmフィルム以外に対応しているのはフラットベッドスキャナーだけですが、その場合は、概ね以下のように換算して近い数字をとればよいかと思います。

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ブローニー(120・220)フィルムの 「6 x 9」 サイズの場合 1/2.5の解像度
                    「6 x 6」 サイズの場合 1/2の解像度
APSフィルム(240)の場合    1.2倍の解像度
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