インパクトファクターの高い論文は無視できない。
[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年春)
先週金曜に
Twi友(なんと医者ではない)から、「前立腺癌は手術してもしなくても“死亡率は変わらない”と判明!!! 」という衝撃的な論文が出たことを教えてもらいました。
論文を取り寄せ、今読んでます。
私の感想は、
手術しても死亡率は変わらないことを証明した論文ではなく、
手術すれば死亡率が減らせることを統計学的に有意差をもって示すための症例数を、確保できなかった論文、
ということです。
でも、レビューは、
明日のブログに書きたいと思います。
なにしろ、N Engl J Medというインパクトファクターの高い雑誌に載った論文ですから。
日本泌尿器科学会雑誌は日本泌尿器科医しか読みません。
J.Urolは世界の泌尿器科医が読みます。
N Engl J Medは世界の医者が読みます。
N Engl J Medに書いてあることは、世界の医者にインパクトを与えるのです。
2009年に政権交代を成し遂げた時の首相。
輝いていました。
私も2009年10月、
鳩山御殿に行きました。文京区に住んでいた時、一度も行かなかったのに。
観光客でいっぱいでした。
最近は、首相官邸前のデモにも参加されたようですが、全然インパクトないですね。
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