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KANO OSって何だ? プログラミング学習用キットのKANOを使ってみた

ゴール設定(KANO OSって何なのか調査する)

パソコン本体の組み立てから始めるコンピュータキットが『KANO』です。私と同じ名前なので突然、親近感が湧いたので調べてみました。日本では販売されていないけれどOpen Sourceでfreeって書いてあるし、Raspberry Pi用のSDカードイメージファイルをダウンロードすることができます。見た目も内容も小学生あたりをターゲットにしていると思われるが、プログラムを書いたことが無い人であれば中学生でも大人でも楽しみながらプログラミングを覚えることができるのではないでしょうか。

『KANO』コンピュータキット

予備知識(KANOを調べる)

「KANO」はディスプレイ付き($299)と本体のみ($149)の2種類がある。本体のみの場合でもタッチパット付キーボードやスピーカーなどが含まれており、Raspberry Pi単品で買うのに比べてそれほど高くないかもしれない。とはいえ、電源ケーブルやWifiなど日本の規格を満たしてない様なので輸入する時は注意が必要です。「KANO」は製品の名前であり、開発販売している会社の「Kano Computing Limited」の名前でもある。「KANO」は、柔道の創始者「加納 治五郎」さんが由来。本来「カノウ」さんだが、たぶん「カノ」って読む。ちなみに、米国人は「カノ」って呼び難いらしくて、私はよく「キャノ」って呼ばれています。2013年にキックスターターで資金を調達し2014年には18,000台を86ヶ国へ出荷。凄いですね。

『KANO』コンピュータキット同梱リスト

「Kano OS」を立ち上げてみた

OSイメージをダウンロードする

KANOの公式DevelopersサイトからOSイメージファイルをダウンロードして、[Win32 Disk Imager]等のWindows用ツールを使ってラズパイのSDカードに書き込む。

KANO OS: open-source, free for Raspberry Pi and the new Pi3

Win32 Disk Imager

Raspberry Pi3で[Kano OS]をスイッチオン!

SDカードをラズパイにセットしてマイクロUSB電源を接続。するとウサギらしきアスキーアートが表示されて…

Follow the white rabbit...
TYPE cd rabbithole
Then press [ENTER]
>_

  

の画面が表示された。インストール作業やセットアップが無く、いきなりゲームスタートか? 英語であることが残念だが、言われるまま[cd rabbithole]を入力。

こ、こりは、マトリックス!? コンピュータはゼロとイチだけで動いているんだよって事を伝えたいんだよね。

KANO OS: 0001 1011 1110 0011 1111 0001 0011

そして、自分の名前を聞かれて。スピーカーの音が聞こえるかを聞かれて。だんだんとセットアップが始まっていく。

Hello...
What is your name?
>_

Thnks! Did you hear me?
TYPE yes or no
>_
  

と思いきや、突然のプログラミング開始。意外。繰り返しだけど、英語だけなのが残念だけど、プログラミングは英単語だったりするから、日本の小学生には不利だね。

Now, let's use code to make art
TYPE circle 100
>circle 100
  ****
 ******
********
********
 ******
  ****

  

ワクワクしながらセットアップが終わると、ダッシュボードというデスクトップ画面が表示される。コンピュータのしくみを勉強することができるRPG風の[Story Mode]と、様々なアプリを起動するアイコンが並ぶ。アプリの方は子供向けのプログラミングツール[scratch]やプログラムで音楽を作る[sonic pi]とか教材系のアプリが36個以上インストール済みです。

KANO OS: Dashboard

KANO Story Mode

KANOストーリーモードは、ラズパイの基盤の上を冒険しながら、コンピュータを構成する部品を学んでいくRPG。この赤いケーブルはコンピュータを動かす電気が供給されているんだよとか、この部品はディスプレイで表示するデータを送信しているんだよとか、新しい知識を習得したら簡単な問題をクリアしてバッチを集めていく流れ。

KANO OS: Story mode

[ESC]キーでマップを表示できる。スタート地点のビーチは、ラズパイのSDカードだったようです。ここでスライムが登場すれば、見た目は思いっきりハイドライド(古すぎ、せめてゼルダの伝説か^^)。あと、このゲームからダッシュボードへの戻り方が分かりにくいので要注意ですが、このマップ画面の左端にあるホームアイコンが終了ボタンでした。どうしても分からなくて、時間がなくて、1回だけシャットダウンせずに電源ぶちっをやってしまいました。次に電源ONしたら、きちんとシャットダウンするようにと怒られました。

KANO OS: Map of raspberry pi board

Linuxを学ぶ Terminal-quest

他にも様々な学習用アプリがあります。特に面白かったのが、このターミナルクエスト。Linuxのコマンドを使って謎を解いていくテキストアドベンチャー。[ls]コマンドを実行すると周辺にあるモノが表示される。例えば、ベッド、イス、コンピュータ、机など。次に[cat]コマンドで[alarm]を調べると時計の絵が表示される。同じく[cat]コマンドでワードローブを覗くとTシャツの絵が。部屋から出て町へ移動するには[cd]コマンドで[cd town]といった具合で、linuxコマンドラインの操作を小学生が勉強出来ちゃいます。これは大人でも初めてlinuxを触るなら遊びながら学べるのでいいかも。何度も言っちゃうけれど英語に慣れない日本人にはキツイかもしれないが。

KANO OS: Terminal-quest

まとめ(『Kano OS』ってコンピュータの学習にはお薦め)

手持ちのRaspberry Pi3にダウンロードした[KANO OS]をインストールしてみた。コンピュータ入門の第一歩としてゲームで遊ぶようにプログラミングを覚えることができる。ただし全編に渡り英語なので日本人には厳しいが、その一方で、プログラミングに興味を持つことで、スクリプトは英単語でし if then go to あたりで英語も勉強できちゃうし、幾何学模様の図形を描くには数学も必要だったり、簡単なゲームを作るときにキャラクターがジャンプしたりする重力の計算もしたりと、たぶん人生で一度も役に立たないだろうなーって思ってた学校の授業が役に立ったと実感することができるので、全ての小学生にお薦めしたいものでした。何より名前がイイ。

KANO OS: Recommended for education of computer

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