MC集(10/2/97)

<財津MC1>
「はい、どうもみなさん、こんばんわ。ようこそいらっしゃいました(拍手)  再結成のTULIPです。  えー、ホントにね、武道館!(歓声)僕らの、TULIPの、あこがれだったんですけどもね。  現役時代っていうか、再結成の前。再結成じゃなくて、普通の時って何て言うんですかね?  アイドルだった頃と言いましょうか?(笑)失礼しました。  えー、昔はホントにね、武道館、あこがれだったんですけどもね。  そこでこうやって、再結成でやれるとは、夢にも思っていませんでした。  今日はひとつ(大喝采)ホントにあの、武道館の名に恥じないよう...。  自己満足って言われますけどもね、精一杯...(しっかりやれよ〜!という声援)  ....政治家じゃないんだから(笑)...精一杯頑張ってみたいと思います!  最後までよろしく!」
<安部MC1>
「どうも!どうもこんばんわ(拍手)....ありがとうございます。  えー、初めて僕達のLIVEを、いらっしゃった方、はじめまして。  それ以外の方はですね、大変久しぶりでございます。  今日は、本当にようこそいらっしゃいました。(喝采)  僕達、あの、再結成をするにあたりましてね、まずレコーディングをしまして、2枚のアルバム  を作った訳なんですけどね。その中には5曲、新曲が入ってまして。  ま、5曲新曲をレコーディングした訳なんですけどもね。  えー、今、たった今聴いてもらった曲は、その5曲の中の1曲、『笑顔で』という曲なんです  けどね。(拍手)おっ!(拍手)有り難うございまーす。聴いていただいた訳なんですけどね。 (「かっこいーぞ!」という男性の声援)有り難うございます。  え、ね、あのー、あれですよ。僕なんかにとって、将来的にはね、この新曲5曲は再結成の  思い出深い曲になる訳でありましてね。えー、皆さんも冷たくせず、優しくしてやって欲しい  なと(拍手)思ったりなんか、する訳なんですけど。  TULIPはですね、解散するまでに『魔法の黄色い靴』を1曲めとしましてですね、274曲レコ  ーディングした、らしいですけどもね。  次に聴いていただく曲は、その新曲5曲の5番めにレコーディングした曲なので、言わば作品  ナンバー279番!という訳なんですけどね。聴いていただきたいと思います。  我々TULIPの、最新シングルCDでもあります、『シェア』という曲をやります」
<財津MC2>
「はい、どうも。  色々ね....声がかかってますけども、私は財津と申します(笑)  TULIPのコンサートには付きものの、恒例の、生ギターコーナーを....(大喝采)  この拍手は何なんでしょうね?『知ってるぞ!』っていう拍手でしょうかね?  何でもいいからやれー!って拍手?  えー、まぁ、生ギターコーナー。ほっと一息つく、という感じのコーナーのつもりなんです  けど、結構ね、僕らは緊張するんですよ。  大きな音で『ガ〜ン』とやってますと、ちょっと間違っても『うわ〜んわわ〜ん』でいいん  ですけど。えー、やっぱりね、これはね、細かいところまでミスが見えてしまうような、そ  ういう編成ですからね。ちょっと緊張するんですけど。  でもみなさん、勝手なことを言うもので。  僕らがアイドルだった頃、こんな事を言われました。  生ギターコーナー.....なまけたコーナーとかね.....生意気言ったコーナーとかね....  言われましたけどね.....  はい、ちっとも面白くない話なので(笑)さっそく曲の方に行ってみたいと思います。  まずはこの歌から聴いて下さい」
<財津MC3>
「はい、どうもありがとうございます。『箱入り娘』という曲を聴いていただきました。  最近は....若い女性がね、箱入り娘、そんな呼ばれ方をするのにふさわしい方はなかなか  いらっしゃらないようですね。  僕等がアイドルだった頃は(笑)結構、そんな感じのヒトがいましてね。  いかに僕らは、世代的に言うと夜遊びができなかったか。女性となかなか遊べなかったか。  そういう時代を生き抜いてきた(笑)えー、男たち5人組なんですけど。  まぁ、次に行ってみますけども。(ギターを爪弾きながら)御存じでしょうかね?  知ってる方がいらっしゃいましたら.......黙って聴いて、いただきたい(爆笑)  なかなか一緒に、こう唄おうとするとですね、むちゃくちゃになってしまうんですよ。  でも、あんまり『シーン』として聞かれるとね、結構難しい歌なので。ボロが出ますので。  鼻歌みたいに『フニュフニャ』ってな感じで、御唱和いただければありがたいと思います」
<財津MC4>
「はい、ありがとうございます。『風車』という曲を聴いていただきました。  ここで、メンバー全員が前の方に近づいてまいりましたのでね、自己紹介という形でメンバー  紹介をやってみたい(大喝采)...と思います。  ちっとも面白くない話が続いていると思いますが(笑)、大いに受けていただければありがた  いと存じます。では、皆様に向かって左側から行きましょう。どうぞ!」
<宮城MC1>
「こんばんわー(大喝采)。どうも....いやー、気持ちいいすね、武道館。うん。  なんか、知ってる顔もちらほら。スキンヘッドの人もいるようですけど(笑)。  えー、ホントに、あの、僕、TULIPとして武道館に立つのは、これ、初めてなんすけどもね。  とても気持ちがいいです。あのー、なんか、スターになったような。  たぶん、アイドルのステージってのはもっと凄いんでしょうけどもね。  キンキ・キッズとか、SMAPとかね。  だいたいアリーナなんて、座ってませんからね。みなさん立ってまして、ええ。  いいんですよ、あの、座ったままで(笑)。いいんです、いいんです。  あのー、ええ、歳相応のライブで、楽しみ方ってありますから(拍手喝采)。  今日は、シルバーシートということで(笑)  えー、最後まで、ごゆっくり御楽しみ下さい。宮城伸一郎でした」
<上田MC1>
「.....あれー?(財津氏に)振られるのかと思ってしまった...。  えーと、お久しぶりです!(拍手)  えー、『Tulip早期退部組』としましてはですね(笑)もうひとり、えーと、メガネかけた人  もいたんですけども。えー、16年ぶりになりまして。  僕としても、非常に不安がいっぱいありましてですね。うまくいくものかどうか、というのが  ありまして。  やっぱり、これはなんとか自分の不安をとり除く作業をやんなきゃいけないっていうんで、  ジョギング、普段もしてるんですけども、ちょっと多目にその各地方地方でね、ジョギングを  やっておりまして。もう既に150kmくらい、今回Tourで走っているんですけども。  えー(拍手)いや、ありがとうございます。大したことありません。へへ(笑)。  えー、まぁ、昨日も赤坂あたりを、うろうろとちょっと走ってみたんですけどもね。  えー、まぁ、あのー、何と言いましょうかね、最初は不安がいっぱいで、まぁ、やっていたん  ですけど。だんだんにやっていくうちに、楽しみがどんどんと膨らんできて。  不安と楽しみって、最初こういう感じに不安が重かったんですけど、今こうなって、楽しみが  ね、すごく。ステージ上の楽しみ。毎回いろんなことがありまして、すごく楽しいですよね。  えーと、財津さんと向き合ったり、姫野くんが僕の横に来たり、安部くんが向こうから合図し  たりと。宮城くんていうのは、なかなか僕の方に来てくんないんすけど(笑)  でも、仲はすごくいいんですよ、実は。へへ(笑)。来にくいんですよね?  そんなんで、やっていくうちにすごく楽しくなりましてですね。  今日も後半戦、ブリブリと頑張ってみたいと思います。  えー、上田雅利でしたー(喝采)」
<財津MC5>
「はい、私、先程、財津と申し上げましたのでね。  私、ベラベラとしゃべっておりますので、次行きましょう、どうぞ!」
<姫野MC1>
「こんばんわ。(こんばんわ、とメンバーの誰かが答えている)  あのー、宮城くんが『武道館、初めて』って言ってたんですけども、実はあの、僕は思い出が  ありまして、武道館で。  と言うのも、ちょうど『心の旅』がヒットするかしないかの頃に、日本歌謡大賞という番組が  ここの武道館でありましてですね。なんかその時に、『心の旅』をですね、ノミネートかなん  かされまして。それで、舞台の上に立って、桜田淳子さんとか、あと何人かいらっしゃって。  で、そんな中でなんか、日頃いつもなんか楽器を持って演奏するのに慣れてますんでね、  なんかその時はちょうどなんか『ハンドマイクでお願いします』っていう風に言われましたん  ですけれども。それでなんかすごくなんかこう恥ずかしくて。なんかパンツ一枚で人前に出て  立ってるような(笑)そういう思いをしたのをすごくなんか、ちょうどカメラがそこにあるん  ですけども、そんなのを見たら思い出しました。  えー、今日はホントにようこそ、よく来ていただきました。  最後までじっくりと楽しんでいって下さい。姫野達也でした(大喝采)」
<安部MC2>
「えー、最後になりましたけども(歓声)。どーもどーも。  えー、今日はですね、あのー、この武道館というのは、ホントに、出演する所じゃなくて観に来  る所なもんでね。今日もすごく浮き浮きした気分で何故か来てしまったんですけども。  あのー、地下鉄と徒歩で、えー、楽屋まで来ましたが。  武道館を2日間、超満員にするバンドのメンバーが、電車と徒歩。カッコい〜〜!(笑)  自分でね、なんか凄い、なんか、かっこいいような。キャデラックとかロールスロイスで来るの  もかっこいいかも知れませんけれども。なんか、凄く....。  今日、この2日間はですね、僕の人生最良の2日間ではないかという。そんな感じがしておりま  す。ギターの安部俊幸でした。よろしくお願いしまーす!(大喝采)  えー、続いて、TULIPの1枚めのベストアルバムの中から聴いていただきたいと思います。  この曲です」
<財津MC6>
「はい、えー、どうもありがとうございます。  今日はホントになんだか、懐かしい話やら、昔話やらね....。  ねぇ!僕らも歳取りましたけど、こうやって見てますと....(笑)皆さんもね、ホントにね。  まぁ、楽屋なんかで、あちこちでね....『ヨイショ!』と...『ああ、痛い!』と。  『あそこのハリはうまいよ』とか、そんなことばかりしゃべっていますけどね。  今回は、もうホントに、『温泉という名のコンサート』をみんなで楽しんで下さい、という気持  ちでやってます。  えー、今日初めてTULIPをご覧になった方もね、『そうか、こんなグループだったのか!』と思  ってらっしゃるところもあるかも知れませんが、『変なオジサン達だな』と思っている人もいる  かも知れません。昔、アイドルだったんですから!(笑)  えー、『しつこいぞ!』と、安部俊幸君が後ろで(笑)....。  これから、ホントに、もう、皆さんも私も、歳を取る一方ですけども(笑)...。  もう、ステージ頑張ってねぇ、僕らもやってみたいと思ってますんで。  皆さんもホントにあれですよ、....余生を楽しんで下さいね(爆笑)。    さぁ、次に演ります曲も、また、懐かしい曲です。  でも、この曲は一面、新しい曲と言ってもいいかも知れません。サボテンの花...」
<財津MC7>
「はい、どうもありがとうございます(拍手)。  えー、僕ら再結成TULIPは、今年1年で再解散をすることになってまして。  1年間というのは、当初、長いような気がしていたんですけども、今となっては夏休みの残りの  日数を数える子供のように、なんだか指折り数えてしんみりしてしまってる、そんな感じです。  えー、人生はホントに不思議だな、と思うんですが、再結成というこんな出来事が、今年やって  くるなんて、ホントに思っていませんでした。メンバーみんな、そんな風に思っていると思うん  ですが。人生、どこでどうなるかわかりませんね。不思議な事がたくさんです。  僕ら、最近あの、話しているんですけども。2000年、という年は、地球がひとつになって2000年  の年を祝う、そんな年じゃないかと。  この節目の2000年に、また集まるっていうのもいいねと(拍手)  まぁ、どうなるかは分かりませんが、前を向きながら、頑張ってみたいと思ってます(拍手)。  えー...スタッフの皆さん、そして、今日ここに来て下さった、ホントにたくさんの皆さん。  皆さんのおかげで、ステージに立つことができました。ホントにありがとうございます。  心から感謝いたします(拍手)」
<終了アナウンス>
「以上をもちまして、本日のコンサートは全て終了しました。  お帰りの際には、お忘れ物がありませんよう、充分お気を付け下さい。  ただいま、場外テントにて、パンフレットなどTULIPオリジナルキャラクターグッズを  販売いたしております。コンサートの記念に、どうぞ御利用下さい。  本日はTULIP MAGICAL HISTORY TOUR '97に御来場頂きまして、誠にありがとうございま  した...」