第4章1部について


 ひとつひとつ説明するのは大変なので、ホントにあった事実を並べます。

 松本2日目、コテージを後にした我々は、自動車を走らせて近所を散策。
 美術館等をなぜか素通りし、ズッキーが連れていったのは、とある土産物屋でした。
 買い物を済ませた一行に対し、「せっかく来たんだから、観光名所を見に行きませんか?
 近くに記念碑があるらしいんですよ」とズッキー。

 まぁ、特に行きたいところも無かった一行は、記念碑なるものを目指して歩き始めますが、
 これが、歩けど歩けど着きゃしない!
 「徒歩15分」とか書いてあったのに、30分以上歩いてようやく記念碑に辿り着きました。

 「これって、オベリスクに似てますね」

 誰かが言った、この何気ない言葉から、松本ヨタ話は生まれました。
 執筆開始前に決まっていたのは、ホーリーチャイルドが出ることと、最後にオベリスクに
 辿り着くことのみ。全ては「書きながら」のストーリー捏造作業でした。

 ちなみに、最後に残った謎。「あれは一体、何の記念碑だったのか?」
 どなたか分かる方、教えて下さい。


第4章2部について  "Another 4 Symbols"とは、ZEPP IVのリハーサルテイク集のブート・タイトル。  書き始めた時から4章のタイトルオチとして考えていたもの。思いの他ストーリーが伸び  てしまい、仕方なく無理矢理足した訳ではありません。  とっくにお気づきでしょうが、松本ストーリーは人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」  のパロディでもあります。「使徒」「光球」「殲滅」等、唐突に使用されている感のある  単語は、ほとんどがエヴァからの借り物になっています。  人間を形作る力場「ATフィールド」を崩壊させ、全人類を「生命のスープ」状に帰し、  「個」から「全体」としての存在に進化させて、永遠の喜びを得ようとするたくらみ。  これがエヴァのストーリーの中心たる「人類補完計画」。  Another 4 Symbolsの内容は、もろ映画「The End of Evangelion」における人類補完計画  発動シーンのデフォルメ。第3章を書き始めるまで、こんなオチは考えていませんでした。  全体の流れはエヴァと全然違いますけどね。  Jimmyの映画「ルシファー・ライジング」との共通性を指摘される方もいらっしゃいますが、  執筆時には特に意識していませんでした。  ただ、エヴァ自体が旧約聖書のルシファー伝説をベースにしてるという説がありますから、  無関係とは言えないでしょう。  実話ベースのどフイクションという、中途半端なお話でした。  クスリ、とでも笑っていただけたら本望です。  参加者の皆様、勝手に踊らせてしまい、申し訳ありません。  ホントの姿は、どなたも温厚で優しい方ばかりです。    沼田さんはもののけが憑いたわけではありませんでした。でもコンガを叩きながらねり  歩き、テレビの前でRobert踊りをしてたのは事実です。  Yasさんは泥酔して花火を乱射したりはしてません。でも、フレディーになりきって熱唱  し、一番最初に撃沈してベッドに担ぎこまれたのは事実です。  ....いかん、全然フォローになっていない....。  青柳さんは、絶対、普通のヒトです。と言うか、シャレの分かるナイス・ガイです。  でも、カレーの一件に関しては早く謝るべきだと思います。  ....また余計な事を言ってしまった....。  と言うことで(あせあせ)、最後までお付き合い頂きまして有り難うございました〜。
1997年9月21日