ZEPP Live in New York 1st Night '75


Venue : Madison Square Garden, New York, U.S.A. Date : 02/03/75 Source : Mono-Audience Total Time : 140min (Complete) Generation : 4th Gen. Tape Speed : Normal Quality : Very Good/Excellent
SONG LIST 1. Rock and Roll 2. Sick Again 3. Over The Hills and Far Away 4. In My Time Of Dying 5. The Song Remains The Same 6. The Rain Song 7. Kashmir 8. No Quarter 9. Trampled Underfoot 10. Moby Dick 11. Dazed And Confused 12. Stairway To Heaven [1st-Encore] 13. Whole Lotta Love/Black Dog [2nd-Encore] 14. Communication Breakdown/The Lemon Song
COMMENT

 1975年のNew York公演は2/3, 2/7, 2/12と飛び石状態で3回行われました。  2/7の音源は"Trampled Underfoot", "Plant Waves"等のLPでBoot化されているそうで  す(私は未聴)。また2/12の音源は"Heartbreakers Back in Town"や"The Jumpleg"  等のCDでBoot化されています。よって、3公演のうち、初日のこの2/3の音源のみが未Bootと  いうことになります。  Taperの周りが騒がしいことを除けば、安定した良い音質のAudience Recordingです。  ただし、その騒ぎ方は尋常ではなく、「Jimmy Page〜!!」とか「Give me Smoke!!(これは  マイルドセブンのことではない、と思う)」などと、スキあらば大声を上げています。  このあたりが、この音源がBoot化されない大きな理由なのでしょう。  この日のRobertのVocalは、はっきり言って良くありません。声が裏返りこそしないものの、  73年US Tour中盤を思わせるようなヨレた感じが随所に見られます。ただし、その他のメンバ  ーの演奏は比較的良く、全体としてはまずまずの出来になっています。  Openingはお馴染みROCK AND ROLL。ガラガラ声のRobertが、ドスの効いた歌い方をして  います。SoloではJimmyの指がもつれたのでしょうか?一瞬音が途切れています。  SICK AGAINでRobertは歌詞に"Oh, New York!"と入れて、ご当地ソング化しています。  MCの第一声"Good Evening!"はやはりガラガラで、まるで別人のようです。  Over The Hills...のIntroのところで、周りの誰かが"Hello〜Osaka〜"とふざけているの  が面白いところです。このヒトは当時、既に大阪公演のBootを聴いていたのでしょうか?  JimmyのSoloは面白いフレーズの連続です。この辺からRobertの声は聴きやすくなってます。  IN MY TIME OF DYINGのIntroで観客が全く無反応なのは、この曲が発表前で、馴染みが  全く無かったからでしょうか?("PHYSICAL GRAFFITI"のUS発売は2/24/75だった)  ちなみに、演奏後は大喝采ですので安心です。  TSRTSではJimmyのPlayは秀逸です。ピッキングの切れも見事で、馬鹿野郎たちもおとなしく  聴き惚れています。73年同様にTHE RAIN SONGに続く構成です。Mellotronの音は安定して  おり、安心して聴いていられます。(メンテのコツを会得したのでしょうか?)  "This is new one!"と言ってKASHMIRです。BonzoのDrumsが「ど派手」で最高です。  NO QUARTERも良い出来です。JimmyのSoloは泣きのフレーズがビシバシ効いてますし、  Jonesyのエレピによるサポートもかっちりしてます。BonzoのHi-Hatワークも職人技です。  「この曲で、ちょっとムードを変えます」などと言って"TRAMPLED UNDERFOOT"。Robert  も声を振り絞って熱演しています。JimmyとBonzoのガチンコ・バトルが鳥肌ものです。  MOBY DICKに続くDAZEDは、このTourでは初の演奏です。「Tour直前、Jimmyが電車の扉  で指を負傷したために、この曲はレパートリーから外してました。でも、今夜はあえて挑戦  します。なぜなら、New Yorkに戻って来れた日だからです」というサービス・トークを一発  かましています。ちなみに、代わりに演奏されていたのはHOW MANY MORE TIMESでした。  この曲の立場って、一体....。  JimmyはいきなりIntroで音を外してヒヤっとさせられます。弓弾きはちょっとだけ短いかな?  という程度です(Luis Rey氏が言う"Very Short"という程ではない)。弓弾き後のアップテ  ンポになるパートでJimmy/Bonzo/Jonesyが全然合わなくなります。以降、メチャクチャな  構成のまま突き進み、意外にも『摩訶不思議な』面白い演奏になりました。  STAIRWAY TO HEAVENでもBonzoのDrumsが光っています。Robertもヨレヨレの声ながら、  キーを下げることなく果敢にRock Sectionを歌い上げています。  EncoreはWLLでスタート。Theremin無しでBLACK DOGにメドレー移行する、この時期定番  のパターンです。    この日はSecond Encoreに登場。(1975年Tourではあまり珍しくなかった)  The Crungeに似たJamをIntroにCOMMUNICATION BREAKDOWN。中盤にTHE LEMON SONG  の一部を入れるというレアなパターンでした。


You can get sample sound from this tape(.WAV)

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