15万円なんて出せない・・

  

 介護の継続困難で相談にのっていたケース。ディケアを利用している介護保険施設への入所をあたってみたが、病状が不安定との事で1ヶ月なら可能との返事をいただいた。1ヶ月といっても入所待ちの人が6名居て6ヶ月以上待つようになるだろうとのこと。今すぐにでも入所させたいところまできていたのでそんなには待てない。全く利用していない施設では、もっと困難と思われたので家族と主治医と相談して長期で入院可能な病院をあたることにした。


 他の事業所のケアマネや病院のソーシャルワーカーをあたって、早く入れそうな所を教えてもらい、片っ端から電話してみた。
「急ぎますか?」に

「介護者の娘さんの体調も優れないこともあり、御孫さんの受験もあってぴりぴり状態のなか、介護が徐々に重介護になり、30分も一人にしておけない状態なので、家族中が疲れてしまって・・。(実際はもっと切実な状況を話す。)」と話すと、
「個室ならもう少し早く空くと思います。」
「でも、個室料は・・。」
「個室に一旦入ってもらって一般部屋が空くのを待ってもらっているので、個室で待っている人が優先になるので・・。」
ということは、一般室を空くのを待っていても永久に入院できないという事になるのではないか。こういった病院が八割がたあった。病院をあたってみると入院相談の職種で対応が違うような気がした。事務関係の方の場合は、これ以上進まないで
「御家族と相談してみます。」
で電話を切ってしまうが、ソーシャルワーカーの場合は、電話上だけかもしれないが、こちらの状況も分かってもらえて「見学と相談」に繋がる。あとの2割は、「主治医の『診療情報提供書』を送って下さい。それから相談です。」である。こちらもどんなケアしてくれるのかが心配なので、

「御家族に診療情報提供書を持って見学、相談に行ってもらって宜しいですか?」
とする。比較的近くの病院だったので診療情報提供書ができた日に行ってもらった。
「病院の人の話しだけでなくて病室をみせてもらって患者さんの表情を見て下さい。」と付け加えた。


  相談に行ってもらったが、だめだった。病院なのに病名でひっかかってしまった。自宅で看ているのに病院では看れないと。しかも病名だけで。御家族はそれもショックだったが、費用が月15万円くらいかかるとのことでとても出せないとのことだった。色々な病院をあたったが15万円なら良心的な所だった。身障の手帳を持っているので助成があり、介護保険の自己負担分は返ってくることを説明したが、それも病院で説明されていたようだった。家のローン、学費、習い事、塾・・・でとても出せない。介護保険施設でも、介護保険の自己負担分は少し安くなるがそれ以外は病院と同じくらいかかってしまうことを話してまた御家族で相談してもらうように話した。

 とは言ったものの子供が多いと何等分か出来るのかなと思うが、我が家でも15万、とんでもないこと。しかし、訪問看護婦からの情報によると介護状況はますます大変な状況になって来ている。お金も出せないし、こんな状況がずっと続くと考えて悲観的になってしまわないか非常に心配。使えるだけショートスティで対応して。・・このお正月、どんな風に過ごしているのか心配・・。

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