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信州飯山 万仏山(1203m)周辺登山コース案内  Ver.20221206

1.万仏山参道&登拝コース 2.山伏(禅頂修行)コース 3.城山万仏山トレイル 4.岩岳展望台&岩岳尾根コース  5.万仏山南回りコース
 6.行者尾根コース 7.北竜湖周回コース 8.小菅山南参道
 9.城山(城ノ峰)大清水コース 10.九巒乗越コース 11.城山内山登山コース 12.城山巨石コース


はじめに
  万仏山(まんぶつさん)は、飯山市の瑞穂地区、木島平村、野沢温泉村の境(正確には飯山市と木島平村の境)にあり、毛無山から派生した尾根上にある小さな一峰である。
 周りの山よりも低く、標高的には目立たない低山であるが、この付近では珍しく全山岩で成り立っており、特に、岩場の少ない飯山地方にあっては特異な存在である。岩質は戸隠山や妙義山のような安山岩の混入する凝灰角礫岩であり、岩登りには適さないが、岩壁を見ながら、痩せ尾根を辿る緊張感の伴った変化あるコースは、低山ながら非常に印象深い登山を約束してくれる。
 また、北信三大修験霊場の一つである小菅神社の隣にあって、かつては山岳信仰の場であったと伝えられていることから、石仏などの文化遺産もあり、それもまたこの山の登山に趣を添えてくれている。
 この山は昭和初期まで万仏講があり、熱心な信者により登られていたようだが、近年はすっかり途絶えてしまっていた。国土地理院の地図に山名も記されておらず、最近までガイドブックにも載っていなかったため地元の人以外には忘れられた存在となってしまっていた。
 しかしながら、ここ数年、地元の有志により、従来の登山道や修行コースの整備が進められるとともに、小菅山や修験道との関係について調査がなされ、5月8日の山開きも復活し、その文化的価値や登山対象の山としての価値が見直されつつある。

アクセス
  一般的には車利用で、飯山市瑞穂福島地区の「福島新田の棚田」を目指す。休憩舎「さんべ」でトイレを済ませ、林道終点の「万仏山登山口」まで入る。登山だけが目的の場合、登山口まで入った方が時間的ゆとりも出て、帰路に木島平村の馬曲温泉や野沢温泉の外湯などを楽しむこともできるが、時間が許すなら、福島神社から、三十三観音を1番から観ながらの登山をお奨めする。
 難点は、阿弥陀堂駐車場から先の林道はすれ違える場所が数ヶ所しかないこと、また、雪が多い年は、5月の連休の頃まで林道に雪が残り車で奥まで入れないことがある。







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