武熊館(水戸市)


 武熊館は、現在の水戸市東台付近にあった。築城は大掾氏一族の石河十郎望幹が始まりの
ようです。
のち江戸氏が水戸城に移るとその属城となる。佐竹軍水戸城を攻略後、腹心の東義久
が城主として入城する。江戸時代になり、武家屋敷造営のため廃館となる。
 館一体は平地で、東西500m×南北400mの規模で、横武隈町(旧町名)側に大手門、搦手橋
方面に搦手があった。

 遺構は江戸時代に武家屋敷造営のなど行われたため現在全然残っていません。しいて言えば、
搦手橋という名称の付いた橋があるくらいですかねぇ。
 戦略的に見ると江戸氏時代の水戸城大手門の前方にある出城的役割を担っていると思います。

場所  水戸市東台
築城年 1356-1361年
築城者 石河十郎望幹
遺構  なし

 もともと武熊という地名だったが
のちに竹隈となる。(現在は東台
1丁目)
武熊館跡付近より水戸城方面を望む


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