1980年 4月12日(土) 5人バンド
日比谷野外音楽堂


4月の特に寒かったこの日。
カルメン・マキ、金子マリ、そしてJ,L,& Charによる1日だけの"5人バンド"による日比谷野音が行われた。

Charの曲は"Cloudy Sky"と"Finger"の2曲のみ。
1度目のアンコールも終わり、プログラムが終了しても、欲求不満で誰も帰らず必死のアンコール拍手。
無理矢理ステージに登場したメンバーはステージ上で曲の構成を打ち合わせし"SMOKY"を8ビートではじめた。
観客の興奮はピークに達し、前の方にいた観客は命の危険を感じた方もいたようである(Charも「押さないで」と言っている)。
そして"SMOKY"が終了しメンバーが引っ込み、客電が付いた後も1時間くらいアンコールの拍手を観客は続けたが残念ながら二度と出てくることは無かった。

800412日比谷野外音楽堂
ご提供は"ひゃー"さん


下記は当時のPA卓に貼られていた曲構成メモである。

paper1

paper2

この日のライヴの模様はテレビ朝日 "Jam Jam '80"でテレビ放送された。


セットリスト
No.曲名コメントO
CD
O
CD2
(setting)-
(M.C)「今日は頭からノッテいきたいと思うので。」-
1.Everybody Needs The Musicカルメンマキ&Laffの曲。
2.SatisfactionRolling Stonesの曲。
3.Rock'n Roll ChildrenCuctusの曲。
(Turning)
4.Light My FireDoorsの曲。
(M.C)「Thank you.」
(Turning)
5.Keep On RunninngSpencer Davis Groupの曲。
6.Joy To The WorldThree Dog Nightの曲。
7.
8.Cloudy Sky
(M.C)「ジョニー吉長、どうぞ。じゃ1曲、スケベな曲で"Finger"という曲を聴いてください。」
9.Finger
(M.C)キーボードに向かいながら「楽しんでますか? みんな大人しいけれど、いいよ大人しくて。ノルだけがロック・コンサートでないし。今日まだやっていないんだよね。みんなリラックスした雰囲気で聴いてください。」
10.CharのKeyとB & Drによるインスト曲。
11.Groovin'Young Rascalsの曲をマリのVoにCharのKeyとB & Drで。
(M.C)ギターを構えながら「お腹、減っている人? ●ねぇ(笑)なんて。
今日は天気が良くて良かったね。ね。こんなに多くの人に観られて練習するのはじめてだよ。今日はみんな友達という感じでやってくれ。よろしく。
軽く紹介したいと思います、カルメンマキ。」

「じゃ懐かしい曲を、1曲、歌わせてもらいます。」 by カルメンマキ。
12.Somebody To LoveJefferson Airplaneの曲をカルメンマキが歌う。
(M.C)「どうもありがとう。」 by カルメンマキ-
13.Knock On Wood
(M.C)「あと2曲位しかないけど、よろしく。」
14.Come On Everybody
(M.C)「どうもありがとう。」 by カルメンマキ。-
15.とりあえずロックンロールカルメンマキ&OZの曲。-
16.Everybody Needs The Musicカルメンマキ&Laffの曲。-
17.SatisfactionRolling Stonesの曲。-
(ENCORE)--
(M.C)「どうもありがとう。」-
(Turning)-
18.Restaurant
19.(Sittin' On)The Dock Of The BayOtis Reddingの曲。
(M.C)「今日は本当にどうもありがとう。こうしてコンサートが出来るのも、みんな何というのかな、お客さんとステージのそういう何というのかな。やっぱ、これから、これからの日本を頑張るためにも、みんな友達という感じでやっていかないとどうにもならないと思うけど。どうかな。
ぼくたちも今日終わっちゃったらみんな普通のバンドの違うバンドでやっている人とか、同じバンドでやっている人とか、色々別れたりするのだけど。みんなも今日ウチ帰ったら、今日みんな集まったけどみんなバラバラになって帰ると思うんだけどね。集まれる時は集まれる気分、がんばろうぜ。そんじゃ"With A Little Help From My Freinds"、友達の助けで。」
20.With A Little Help From My FreindsThe Beatlesの曲。
(M.C)「Thank you. Good night.」
(ENCORE 2)-
(M.C)「どうもありがとうね。金子マリ。カルメンマキ。On Bass、加部正義。On Drums、ジョニー吉長。そしてボクでした。

さて、どうしようかな。おれたち時間が無いので。のって聴けなかったからさ、アンコールして欲しい曲ある?」で観客とやり取り。

場内、「Smoky」コール。-
21.Smoky当時、チャーがD.J.を担当したラジオ関東の番組"電撃わいどウルトラ放送局"のテーマ曲のために録音された8ビート版による演奏である。

興奮のるつぼと化した観客席に向かって「押したら危ないよ。ロック・コンサートで怪我したら格好悪いよ」と一旦演奏をおさえ気味にし少しクールダウンさせてからエンディングに。
[SONGS]
Total Time: 90
O CD:1時間3分 + 27分 = 1時間30分
O CD2:1時間5分 + 26分 = 1時間31分
[COMMENTS]

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80年4月12日 5人バンド
テレビ朝日 "Jam Jam '80"


上記の映像版である。


セットリスト
No.曲名コメント
1.Satisfaction金子マリのボーカルをメインに。
(INTERVIEW)下北沢のパブ"ペーパムーン"で談笑する彼ら。
2.Somebody To Loveカルメン・マキのボーカルをメインに。
(INTERVIEW)下北沢のスタジオ"Mac Studio"でCharの談話。
3.Come On Everybody日も落ちかけ薄暗くなった頃の演奏。Eddie Cochranの曲。
(ENCORE)
4.Smoky日も落ち、すっかり暗い中でのアンコールである。8ビートを基本とする珍しいノリの"Smoky"である。1度目の間奏でステージ前に押し寄せるファン達。一人の女性ファンがステージに駆け上がる。
押さえ気味のリズムで3コーラス目を演奏し、二度目の間奏ではCharのみ演奏を止め、"押したら危ないよ。ロックコンサートでケガすること多いから。みんな、押さないで。立ったその場で。"とM.C.するほどである。
[SONGS]
VTR Total Time: 30
[RECORDING DATA]
VTR from TV Show.
[SOUND QUARUTY]
Special(-).
[SPEED]
±0%
[COMMENTS]



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