Moon is a Merciful Mistress.




Jesus Walks
2006年02月18日17:20
「ジャーヘッド」見てきました。
頭空っぽの海兵隊員に笑っていられるのは前半まで。後半4分の1からは笑えない現実が容赦なくやってくる。
殺すために海兵隊に入って、殺すことをひたすら叩き込まれて、海兵隊の斥候狙撃兵として最前線で戦う宿命を与えられて、でもいざその場面になったときには実は彼らは全く不要な存在だったと解った次の瞬間唐突に梯子がはずされて脱力感のまま戦争は終わる。ほとんどは軍を辞め、幸せな人生を送る者も、失意の人生を送る者も、死んでしまう者も、また次の戦場に赴く者もいる。でも個人の中では戦争は終わらない。いつまでも。
この空しさは何だろう。彼らの気持ちは解るような気がする。少なくとも他人事ではない。


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