Moon is a Merciful Mistress.




今週のスクラン
2008年05月07日22:34
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=784946632&owner_id=225654
↑先週のスクラン感想。

で。

えええええええええええええっ(;´Д`)そりゃないぜセニョリータ(;´Д`)

ええと。

沢近が男嫌いですか。そうですか。

・・・・・・

まあよしとしよう。
確かにまあ、フラフラした男が嫌いみたいな描写は随所にあった。その一方でフラフラしてるてめえは何もんだ的な思いがあったわけですが(それは先週までの播磨も同じ)それは勘違いでした。まあいいだろう。

でも絶対納得いかねぇよ(;´Д`)全然正反対な描写をさんざん積み上げといて(;´Д`)

ええと、というわけでまじめに考えてみる。
作者は沢近をツンデレと思って描写してないという発言があったそうですが(出所不明)、今ならその台詞の意味がわかる。播磨に対しツンツンしているように見えたのは別にツンデレのツンではなくて「やっぱり男なんて」という感情の現れであったと。一方でこれとは別に照れ隠し的な強気な発言も随所にあったりして、この見分けがつきにくいところではあったんだけど。で、その沢近の感情の振れ幅がそのまんま表に出ていたんだと。まあこれなら確かにツンデレとは言わんわな。ここも読者が一方的に勘違いしていたということか。

で、前回「播磨は救済されるのか」と書きましたが、しっかり救済されましたね。同時にお互いの誤解も解けて、沢近自身も救済されたと。もうこれ(「積もり積もった誤解を解く」プラス「キャラクターの救済」)が最終章のテーマで鉄板でしょう。まあ、いい話でした。いい話すぎて、これできっちり片がついてしまったように見えるわけですが。播磨天満編と同じぐらい綺麗な締めですね。
と、なると、これで播磨側の出番は終わりなのでしょうか。次からいよいよ天満烏丸編に入っていきそうな気がします。「積もり積もった誤解を解く」プラス「キャラクターの救済」をテーマとして考えたときに、この二人の展開は絶対外せないし。タイミング的には次に天満烏丸が来るのが一番据わりがいい(むしろここで播磨がらみを持ってこられても付け足し感ありありでスピード感に欠ける)と思うのですが。

ただ、救済されるだけでは現状の追認でしかなくて、本当に少年マンガをやるんならこっから先に進むところ、すなわち「成長」まで描くのが本筋だろうなあと。先に進むところまで描かれるのか、俺たちの戦いはこれからだで終わってしまうのか。いずれにせよ尺が足りないので曖昧エンドはやむを得ないわけですが、どうなるんだろ。あとこのまま天満烏丸で終わってしまうと、最後に残ったでっかい誤解であるところの八雲沢近が解消されないで終わってしまうことになるわけですが、それはそれですっきりしないですね。

いずれにせよ、次の話がどう来るかで終わりが見えてきそうです。あと、最後の最後でいいから播磨八雲の話が来たらいいなあー(すっげえ願望入りまくりですが)。


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