Moon is a Merciful Mistress.




著作者人格権
2008年03月06日23:03
日記の移植完了。
最後はperlとnkfで一気にやっちゃいました。
どんな感じかはですぞおのウェブページで。

で、mixiの規約改定で何が問題って、著作者人格権を行使しないことを明言されてることだと思うです。少なくとも物作りやってる人間には許せないことだと思うですが。出版どうこうはむしろどうでもいい話。つーか儂ごときの日記が勝手に出版されるに耐えうるほどの内容とは思えませんしヽ(´ヮ`)/現実的にはパンピーには影響のない話。とは言いながらも、昔勝手に儂の作ったフリーソフトを雑誌に収録されて怒り狂ったことはありましたが(;´Д`)。

著作者人格権を行使しないということは、主体的にやる場合と強制的に他人に強要されるのとでは全く意味が違うです。主体的に放棄する場合とは、例えばGPLですね。自らの意志で改変を認めると言うことは、すなわち自らの著作物をコミュニティの役に立てたいと思う純粋な善意であって、これを実行することは哲学の一種だと思ってるです。

これがより強力な他者から強要されるとなると全く話が異なります。しかも相手は営利企業だ。つまりは「儂が儲けるためにあんたは無償で協力し、なおかつ何らの異議申し立ても許さない」ことを強要すると言うことです。こりゃ奴隷になれと言ってるに等しいじゃないですか。

もう一つ問題になるのは、例えばmixiで発表した何らかの創作物を自らの意志で他の場所に公表あるいは使用することが許されないと言うことです。一旦ここで使ったものはmixiのものだから例え作者といえども自由に使うことはまかりならんのだそうです。「あんたの作品じゃない」って言われてると同じですよ。これを聞いて怒り出さない人は、少なくとも自分で物作ってる人なら普通は許せないと思うですが。

で、mixiが信用できないと思うのは、こういった疑念に対してまるで見当違いな回答をよこしてることです。こういう正面から物事に答えられない人間は基本的に信用しちゃいけません。そもそも今までだって妙な動きはあったわけで、突然変わったんじゃなくて従来からの方向性の中で動いているだけで、むしろmixiにとっては自然な流れなんでしょう。それがかえって怖いですね。

あと、mixi性善説を信じてる人とか純粋なユーザーコミュニティを信じてる人はいい加減目を覚ました方がいいです。元々成り立ちからして商売っ気ありまくりですやん。そいう世界だから業者が入り込んできてグダグダになってるだけの話、業者が入ってきたから駄目になった訳じゃないです。純粋なのはいいことですが肝心なところで足下掬われますぜ。ですぞおはもうこういう世界は見飽きたので、けんかする気にもなれません。駄目だと思ったらさっさと見切りを付けて抜けます。


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