Moon is a Merciful Mistress.




亡国のイージス
2005年08月10日16:11
見てきました。一言で言うと「時間が足りてない」。2時間の尺に詰め込むには厳しいなあと。

相変わらず意味不明な論文が言葉に出して読むとより空疎に感じられるのはまだいいとして、ストーリーが切りつめすぎで内面描写にまでいってないから原作読んでないと意味不明。原作読んでるともっと意味不明(;´Д`) 。

原作に比べると海自の反乱組が何をしたいのか全然解らないのも痛い。ことあるごとにヨンファに対立してみせる吉田栄作はもしかしてギャグのつもりなのか?(;´Д`) ヨンファの部下も魚雷発射管にとりついてる先任伍長をまるで見逃してるし、マストで飯食ってても知らん顔だし、もしかしてやる気ないだろお前ら(;´Д`) 。

この作品がそれでも救われてるのは、やっぱし真田広之と寺尾聡の演技力。これがなかったら終わってる。中井貴一は微妙。佐藤浩一はいらね。行役の新人は頑張ってるけど割を食った形。女暗殺者は意味不明。船はさすがに実物を使ってるだけあっていい感じ。船の内装は雰囲気重視だけどちょっと汚しすぎ。最後の沈没シーンはCG丸わかりで萎えるけど、ローレライに比べたら1万倍まし。あとハープーン一発で護衛艦は沈まないと思う。

船内生活の描写については、やっぱしみてて気恥ずかしいものがありますね(;´Д`) 。あと個人的な見所としてはヘリ3機での編隊レスキュー。すげー(;´Д`) 。(あとで冷静になってよく考えてみると、普通にできる飛び方ではあったけど)


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