Moon is a Merciful Mistress.




宇宙戦争見ました
2005年07月02日21:36
結論から。スターウォーズ見るぐらいならこっちを見るべき。

ええと、宇宙戦争ってタイトルはウェルズの小説の邦題を付けた人が悪いので(;´Д`)責めないであげて欲しいんですが、内容的には宇宙なんて全然関係なくてそもそも戦争ですらなくて蓋を開ければいつものトム映画な訳ですが(;´Д`)。それでも何がいいってこの映画、結局オブラートを全部引っぺがして出てくるのは「駄目親父賛歌」なんですよね。普段は駄目でガキにも嫁にも見限られてるけど、でも本当は家族のことを一番思っていて大切にしていて、見えないところでしっかり頑張っているんだよっていう。そこがきちっと作ってあるから世の中の働くおじさん達の共感は得られるはず。少なくとも。ええ話や(;´Д⊂)。

ストーリー自体は不条理系。しかも脚本が穴だらけ。ただし原作の筋はきちっと追ってます。っていうか原作に忠実。舞台が現代なだけ。トムはひたすら情けない父親役ですが、最後(つーかラス前)にカタルシスが得られる場面あり。スピルバーグはあいかわらず人を人と思ってない絵作りをしてますが、一点だけ変わったのは父親に対する愛情の視点が加わったところ。子供に対する視点は例によって容赦ないです(;´Д`)。つーか単なるお荷物。

ってことで、全国4000万の駄目親父、映画館に急げ。出来れば嫁を連れて。デートムービーじゃないね。ちなみに映画館はシネコン3館放映にもかかわらず超満員。パンフレットは買いませんでしたがDVDは買います。

あと、挿入音楽にセーラームーンのテーマが使われてるらしいんですが気づきませんでした(;´Д`)。多分遊び猫さんなら解るはずなので確認お願いヽ(´ヮ`)/


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