Moon is a Merciful Mistress.




国旗国歌は強制されるべきものなのか
2006年09月23日11:42
現実的なことを言えば国際法上国旗がないと困るとか国際競技で吹奏すべき曲がないと困るとかいろんな不都合はあるんだけど。でもまあそれは本質的な問題じゃない。
国旗や国歌は結局ナショナリズムや忠誠心を凝集させる焦点としてのアイコンなんだけど、そんなものが無いと民衆が国家としてまとまれないのであれば、ましてやそれを強制しないと成り立たないのが国家であれば、そもそも国家なんてのは必要ないシステムなんじゃないのか。

アメリカなんかは生まれたときから国旗国歌に忠誠を誓うシステムができあがってるけど(まあ移民の国だからしょうがないけど)、それで出来上がったのが何かある度に国旗を掲げてUSA!USA!で思考停止するアメリカ人な訳で。ああいうのを見ると、つくづくあんな国に生まれなくて良かったと思う。

他人にも気に入らない信条があるってことを認められることが民主主義の民主主義たる所以でしょうが。それを認めずに一つの信条を強制するのでは、それでは全体主義だと言われても仕方があるまい。儂が石原閣下をヒトラー呼ばわりする理由の一つだ。


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