脳のリハビリ 
「寝たきりゼロ」を支援する 介護技研 石田通泰氏 記)



4年前脳内出血の後遺症で左上肢は全敗・左下肢は車椅子をやっと

卒業平たんな道をなんとか歩けるようになった現在です。

 後遺症に負けずとガンバッテます。



私の息子は10年前に交通事故で同じような症状になりました。

恐らくあなたと違うところは私が「寝かされ老人」について一時会社の

業務として調べ、その後自分でも勉強し、退職後に介護の仕事をしよう

と決めていたのが決定的に違うのではないかと思います。



息子は「意識不明」が約1月ありましたが、その間私が関節の拘縮を予

防するためにマッサージをし、外部から運動させました。

本来なら半身不髄のところ3ケ月で平地を歩けるようになり、6け月で

自分一人で病院にリハビリに行くようになりました。



今は会社に勤務しています。


  彼のリハビリでいろいろ脳の本を読んだりしましたが、脳の場合は以下

のようです。



1.普段脳を使っているのは全体の5〜10%。

  残り90%の脳は事故に備えている感じです。



2.左脳がやられると右半身不髄(首より上は左不髄)になるといわれ

  ますが、右の脳が訓練により右半身を動かすようになる。

  (右脳破損の場合は反対)



  従い、動かすだけでなく、本人も動かすと思うことも重要なことの

  ようです。私は息子に動かしてやるからから、自分でも思えと手足

  指の各動作を単純な動きからはじめ、だんだんと複雑な動きにさせ

  ました。

  それが良かったのではないかと思いました。理学療法士の人より、

  最初息子を見たときどうしょうかと悩んだそうです。

  従来だったら諦められていたところでしょう。



3.脳の訓練は最初は疲れます。



  脳は通常の人は命令系統(神経)が沢山あり、1本が疲れると次の

  神経が変わりをしあたかも外部から見ると疲れないように見える。



  つぶれた脳細胞は回復しないが、残っている細胞をつなぐ神経は伸

  びるのだそうです。最初は1本がかろうじて通じ、そのために最初

  はすぐに疲れ訓練は5分と持たない。その疲れのサインは通常あく

  びです。30分ぐらい休憩し、又繰り返します。


  やっていると、この比率が変わってきます。それが脳の回復ではな

  いかと思います。(神経がさらに伸びた)



  痴呆が治るというのも同じ原理だと思います。(脳を使う)



    左の腕を右の腕で動かせば自分一人でも動きます。

    お風呂に入れば、浮力がつき、筋力が衰えていても動くようになる

    と思います。

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