城好きな人ならたいがい知っていると思いますが、下記に代表される4つの種類を簡単に紹介します。
中には区別が難しい石垣もありますが、別に無理して区別する必要もないと思います。 しかし、見ればだいたいの築城の時代が、分かってくるようになるものです。(えらそうに!)
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野面積み 自然石をそのまま加工せずに、積み上げていったもの。 写真: 大和郡山城
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穴太積み(あのうずみ) 野面積みの一種で、石の形により配置を考えて積んでいったもの。 写真: 安土城
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打込ハギ 石を少しだけ加工して、スキマが少なくなるように積んでいったもの。 写真: 丸亀城
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切込ハギ すべての石を加工して、スキマなく積んでいったもの。 写真: 高松城
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仙台城
まとまった石垣は見られないが、野面積みから切り込みハギまで、時代に応じた石垣があります。
白河城
東北屈指の平城の高石垣が見れます。
江戸城
天守台の石垣は完成度の高い切り込みハギです。
浜松城
野面積みで有名です。 天守台の石垣は意外と大型な石が使われています。
伊賀上野城
西側の堀の石垣は、日本屈指の高さを誇るらしい。
大和郡山城
内堀北側の高石垣は、時代が古そうで良いです。
高取城
山城でありながらも、本丸をはじめ規模の大きな石垣が残る。
(三大山城と言われるものは、どれも良いと思います。)
安土城
本格的な石垣による城郭はこの城が初めてで、野面積みが進化した穴太積みの技法が用いられた城です。
大阪城
規模では文句なしの日本一でしょう。豊臣の大阪城を埋めるように、天下普請で築城された徳川の城です。
丸亀城
三の丸、二の丸、本丸と、らせん状に立っている扇の勾配と呼ばれる石垣群は見事です。空からの写真がいいですね。