tree今年(96年)開通の東京鉄道案内 (4/14更新)


今年、都内に、主だったところで4新線と1新駅が開業します。(した。)

transporter


greenJR編


・埼京線が渋谷・恵比寿まで延長されました。

 大宮と新宿とを結ぶ埼京線が、渋谷恵比寿まで3月16日に延長されました。
これにより池袋.新宿.渋谷.恵比寿の順で、山の手線平行区間が
快速運転されますので、大変便利(池袋−渋谷11分)になります。
新宿と恵比寿の間は、朝夕のラッシュ時は、新宿行きの1/2・日中は
20分間隔の運転です。(ちょっと不便!)
新宿−恵比寿間は、山手線と平行する貨物線を走ります。
原宿駅の宮廷ホーム際を走るわけで、今までとはちょっと違った景色が見れそうです。
ただこの区間は以外とカーブがあり時速70kmのややゆっくりしたスピードでしか走れません。
終点、恵比寿では、電車はスペースの関係で折り返しができず、大崎で折り返してきます。
また渋谷駅は、山手線ホームの恵比寿駅側のはずれから始まりますので、乗り換えは、
約200メートルの道のりがあります。一応動く歩道もあります。
渋谷に行った折りにでも、一度お乗りください。


・八高線南部区間電化で中央線に乗り入れ開始

 東京からちょっと離れますが、八王子と高崎を結ぶ八高線の南部分、
八王子−高麗川間が同じく3月16日より電化されました。
(なんとこんなに東京に近いところをジ−ゼルカ−が走っていました。)
これにより、東京駅より中央線快速が立川.拝島経由で高麗川まで直通で走ります。
しかし、高麗川−高崎間は非電化のままですので、とってもローカルしていますよ。
これは、また改めてご紹介します。


green民鉄編


・東葉高速鉄道 西船橋-東葉勝田台間が
4月27日に開業します。

東京都内ではありませんが、JR総武線/地下鉄東西線の西船橋駅から京成電鉄の勝田台までを
結ぶ、東葉高速鉄道(全長16.2Km)が4月27日に開通します。全線で9駅・22分です。
西船橋からは東西線に乗り入れ、勝田台から大手町までを46分で結びます。
朝のラッシュ時には、約6分間隔で乗り入れされます。
路線は、西船橋を出て、総武・京成線の北側を走り、途中4駅が地下駅となります。
途中駅は、東海神飯山満北習志野(新京成線と連絡)・船橋日大前八千代緑が丘
八千代中央村上終点東葉勝田台(京成に接続)へと至ります。
この東葉高速鉄道は、営団・京成・千葉県・船橋市・八千代市などが出資す開始る、第3セクター
です。用地買収が難航し、工事に約12年・3000億近い費用がかかり、金融支援を仰がないと、
維持できない状況になっています。
電車は、東西線の中古車を改造・化粧直しをして使用します。色も変わってちょっと雰囲気も、
変わっています。とても新車を買えるような台所事情ではありません。
習志野付近の方は大変便利になりますね。


・東京臨海高速鉄道臨海副都心線が開通しました。

  東京臨海高速鉄道とは、1983年以来建設が凍結されていた、京葉線貨物線の
有効活用により生まれたもので、JR・営団地下鉄 新木場を起点とし、臨海副都心部
に入り、次駅東雲より地下に入り、国際展示場駅で臨海新交通(ゆりかもめ)の
有明駅と接続し、今回開業の終点東京テレポート駅に至る4.9キロの路線で、
96年3月に開業しました。
この線は、この後2000年の開業を目指して天王州東品川大井町・終着
大崎へと工事を進める予定です。この区間も大崎駅手前をのぞいては全線地下の
予定で、東京湾の下をトンネルで抜けます。よって全線開通してもゆりかもめの
ような展望路線とはならないのは残念です。
この鉄道会社は、東京都・JR東日本などの出資によって作られたものです。起点の
新木場駅は、JR線の下、地下鉄有楽町線の隣のホームから出発します。車両はJRの
通勤タイプとほぼ同様の(京浜東北線の新タイプ)専用車両が使われます。今回開業
区間では、日中10分間隔、全線を7分で運転しています。
見本市会場も晴海からこの国際展示場に移転しましたので、乗る機会が増えそうですね。

東京臨海鉄道案内地図


・営団地下鉄南北線が延伸開業しました。

 営団地下鉄南北線は、赤羽岩淵−目黒間21.4キロの路線で、1991年に赤羽岩淵−
駒込間が開通し、ホームにドアがあったりする珍しい新路線でしたが、
一部の人以外は利用する機会がほとんどない路線でした。
この96年3月26日にやっと駒込−四ッ谷間7.1キロが開通しました。
残りは四ッ谷−目黒間を残すのみとなりました。(2000年全通予定)
今回開通区間は、JR線と連絡する駒込駅を出て、本駒込東大前と過ぎ、後楽園
営団丸の内線と連絡し、次の飯田橋で、営団有楽町線・東西線・JR線、市ヶ谷で、
営団有楽町線・都営新宿線・JR線、終着四ッ谷で営団丸の内線・JR線、とそれぞれ
連絡する、連絡には、たいへん便利な路線となります。
車両は、現在の南北線に使われているものが一部改良され6両編成になって登場します。
市ヶ谷駅構内には、この地下鉄工事の際に数カ所で発掘調査をした際の出土品を中心に
展示するコーナーもあって、なかなか充実しています。
またこの線はワンマン運転で、運転されています。利用者がまだ少ないせいか、
朝夕日中を問わず約10分間隔で運転されています。日中は相当空いています。
itigaya
地下鉄南北線市ヶ谷駅上の釣り堀風景(あまり関係ありませんが)


・営団地下鉄丸の内線西新宿駅開業

地下鉄丸の内線の新宿と中野坂上の間に96年5月末西新宿という新駅が開業
します。東京都庁や、高層ビル群への利便性を考えて設置されるもので、
これにより例えば東京都庁へは、新宿駅から徒歩で10分程度かかりましたが、
5分程度で行けるようになります。



HOUSE東京小さな旅ホームページ