国分寺歴史散歩






JR中央線の中央特快で東京駅から34分。
国分寺は、以外と近くにあります。
でもその歴史は遠く、皆様もご存知のように、国分寺とは奈良時代に大仏を建立した、
聖武天皇の詔によって一国に一つずつたてられた寺のことで、ここ武蔵国分寺は、
その規模や、建築技術で、全国でもトップレベルの国分寺だったそうです。

今回は、そんな東京の国分寺歴史散歩です。
JR国分寺駅を降り立つとすぐ、殿ケ谷戸庭園があります。
ここは有料の庭園で、開園は9:00-17:00、元岩崎家の別邸庭園で武蔵野台地の自然の
傾斜湧水を利用した、回遊式林泉庭園と言うものだそうです。園内はけやき、
松の巨木などが茂り、とても丸井のある駅前とは思えない風情を醸し出しています。


お鷹の道

真姿の池
さて、ここから南西方向に徒歩15分で、今回の目的地の武蔵国分寺跡の一角につきます。
といっても、順路としてはまず、お鷹の道を通り、
(江戸時代の武蔵野は徳川家の鷹狩り場であったことからこの名がついたそうで、
今は遊歩道になっており、鬱蒼とした道が住宅街の中につながっています。)
真姿の池を訪ねましょう。
ここは当時の美女(時代が時代ですから好みの分かれるところだと思いますが)、
玉造小町が病に冒されましたが、この池の水で美人に戻ったという伝説があります。
この一角だけは、周囲とは全く異質の空間が広がっています。


現在の国分寺

さて次は、現在の国分寺を訪ねます。
国分寺は、1333年に新田義貞と北条泰家が戦った分倍河原の合戦で焼失してしまいました。
現在の国分寺は、境内に万葉植物園をもち、これは住職が採集した万葉植物と詠まれた
歌の説明が所狭しと配置されています。
万葉植物園


武蔵国分寺跡

そして、最後は、武蔵国分寺跡です。
いまは、礎の跡が残るのみの空間になっていますが、ここの草の上に寝そべって、
遠く、奈良時代に思いを馳せるのもまた、一興ではないでしょうか。
以外と(失礼!)近場で、歴史できる国分寺の旅、是非一度いかがでしょうか・・・


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