ススキのことを秋の七草では尾花の名で呼んでいる。 十五夜の月見には欠かせないもの。 ススキの

茎葉を乾かして屋根を葺くのに用いるが、その時はカヤという名で呼んでいる。 漢字では薄ではなく、

芒が正しい。 ススキに似ているものに荻(おぎ)がある。 ススキより概して背が高く、葉が広い。 ススキの

穂に比べ全体が銀白色に見える。 ススキ同様、昔から秋を知らせる草として、秋風にそよぐ音が和歌に

詠まれている。