夫婦岩 1月2日 注連縄張り
約160年続く正月の伝統行事。二見地区の山に潜む竜が夫婦岩の間を通り、大しけの海を
鎮めたという伝承から、竜への感謝を込め、海の安全や豊漁を願い、注連縄を掛けている。
若い衆 (15歳〜30歳) によって製作されるならわしだが、今はそうでもないようだ。
注連縄は地下の新藁(ワラ)を貰って製作する。
海水に全員飛びこんで身を清め、張りかえ行事をする。
男衆が男岩(高さ9b)と女岩(高さ6b)に登り準備、手伝いの人々が青竹で作った 「かんのまた」
という道具で、長さ25b、重さ200`の注連縄を下から支え、それぞれの頂上に掛ける。寒中の中、
男衆たちの体からは熱気のこもった白い湯気が立ち上がる。
これに参加出来る若者は、両親が健在で
あることが条件<で、一人欠けても参加の資格はない、とされる。