AEGTelefunken EbV

T

 

U

戦後に製造されたのがEbV。プレ−トに放熱フィンが設けてある。大型の放熱フィンはプレート損失を強化したものだろう。

プレート損失の強化に対応してフィラメントの強化も並行して行われている。同様のものにKT231があるが、EbVのB4ベ−ス。

フィラメントはAD1の4V、0.95Aに対してEbVは4V、1.5AでWE300B(5V、1.2A)と同じく6Wです。

民生用でないため、資料はほとんどありません。一部資料にプレート耐圧350V、プレ−ト損失30Wというのがありますが、

30Wはちょっと? (通常のAD1のプレート耐圧300V、プレ−ト損失15W)

AD1の業務用(工業用)の真空管で市場には出なかったため、残存数のきわめて少ない希少品。最強のAD1になります。

Telefunkenは無線通信関連の部門として、ドイツの大企業AEGから1903年に派生したのが始まり。無線通信用や

一部民生用の真空管の製造を担当した。AEGとTelefunkenは親子関係、TelefunkenはAEGの子会社になります。

 

Telefunken EbV

T

 

U

 

V