809A Single Amplifier

イントラ反転 Single Amplifier 

MX-165 U-808 NC-10 MC-10-150 6EM7 5U4G DA41/811A/809A

DA41:Eb 485V Eg+12V Ib 35ma Pp 17W (Max.Pp 40W)   811A:Eb 462V Eg+12V Ib 56ma

Pp26W (Max.Pp 45W)  809A:Eb 452V  Eg+12V Ib 68mA Pp 31W (注 Max.Pp 25W)

アマチュアの場合、一切の妥協を排して究極のアンプを自作するのも楽しみでしょうが、回路はそのままで空想の中で様々な

真空管の取り合せを考えるのも楽しみの一つでしょう。本機の場合も共用アンプとはいえ、本来は809Aをターゲットにしたので

すが、Ibが流れれすぎ、Ppをオーバーしてしまいます。ここは無理の効く送信管809Aの潜在能力に踏ん張ってもらうとして、

今のところ実際の動作はまったく問題ないようです。3つの出力管の音質的な差異は、あまり認められませんでした。

MX−165の端子が7.5V 4.5A 6.3V 3Aの2回路ですので、809AはEf 6.8Vになり、少しオーバーします。811Aは6.0V、DA41

は6.7Vになります。規格から少し外れても使えるというアバウトさというか、非常におおらかということが真空管の魅力の一つで

はないでしょうか。夢のなかで閃いた像を具現化した後になって、とんだ勘違いをしていたなどという経験はございませんか。