WE-271A Single Amplifier

タマアンプの楽しみ方は人により様々でしょうが、一つにその形状の面白さが挙げられます。丸型、ナス型、ST型など種々の型

型とトランスの組み合わせを狙ったアンプをもつ夢がふくらみます。ST型ではクラシックな71Aか101D、少し大型の2A3、丸ダマ

の205Dそれに3C33、211と加われば陳列しただけでも楽しめるでしょう。EL156又はKT88、EL34、MTの6BQ5を加えても面白

かろうと思われます。タマアンプに限っては見て楽しむことが出来ます。滅びゆくものを手元に置き永く観賞したいものです。あれ

もこれもと夢をふく らましすぎますと金額も膨らみ際限がありませんので、この辺りで止めておきます。タマアンプにおけるメルヘン

の世界と申しますとDA30ナス、それにWE271Aではないでしょうか。WE271Aは幻の名球WE252A とそっくりの外観、それに

入手難とあってはコレクションとして是非とも所有しておきたいタマの一つ と申せましょう。

ノグチトランス(PMC131 PMC5H PMF207 協会1号色)

NEC 6136  NEC 6AR5  5U4G  WE-271A  6136、6AR5 は特注鉄製シ−ルドケ−ス入り

シルバ−メタリックの鋼板シャ−シ−  WE 最初の大型傍熱3極出力管の豪快で厚みのあるサウンド

音質上のカクシ味 とすべ く 登用 したオイルコン(40μF)も効 いてると思われますが ・・・・・・

10W +10W  Eb.370V Eg−22V Ib.48ma (固定バイアス、可変) Pp.18W (Max Pp.27W)

注意:WE271A のLchの暖機 時間がRchに比べ若干かかるように思われます。元来、WE球はヒ−タ−

電力が大きく 時間がかかります。例えば WE349A は一分位要したと記憶しております。WE271A は

青白い光りを放ち、真空度の高いことを示しております。