西南海観光鉄道
工 具

 半田付けに最低限必要な工具を集めてみました。鉄道模型専門店でしか扱っていないような工具もありますが、大概のものは東急ハンズやホームセンターなどで揃えることが出来ます。一部、大阪・日本橋の電気街でも購入しました。
半田ごて HOの車両であればコテ先が角型のものが標準ですが、小さなHOe車両では丸棒型のコテ先の方がよさそうです。コテ先は交換用の品物もありますし、銅の丸棒を加工して必要な形状に自分で加工する人もいます。容量は模型店の人のアドバイスに従い、30W(写真下)のものを使っています。HOなど大きな車両では80〜100Wが必要でしょう。広い面積の半田付けなどに備え、60W(写真上)も用意してあります。ほかに動力車の配線用に20W程度のコテも必要でしょう。写真右は半田ゴテの温度調整器です。小さな部品を付けるときなどコテ先の温度を下げたいときに使います。また、工程をちょっと考えたりするときに、半田ゴテのコンセントを抜かなくてもコテ先の焼け過ぎを防止できます。写真の品物は半田ゴテメーカーの専用品ですが、調光器などで代用できます。
半田
フラックス
錫と鉛の合金です。ヤニの入っていないものを使うので、鉄道模型店で売っているものがよいでしょう。ホームセンターなどで売っているものはほとんどがヤニ入りなので真鍮工作には使えません。糸状の半田(写真左)をとりあえず買ったのですが、棒状の方が便利かなと思います。フラックス(写真右)は真鍮板の表面を綺麗にして、半田を流れやすくするものです。塩化亜鉛の溶液です。鉄道模型専門店で売っているものを使うのが便利でしょう。
ベーク板 カツミのビデオで紹介されていました。工作台として使います。売っているところがなかなか見つからず、大阪・日本橋の電気街のパーツ屋で見つけました。車体や台枠の平行、歪みなどを確認するのにはガラス板があるといいのですが、適当な大きさの物がまだ見つかっていません。
直角治具 妻板と側板などを直角に付けたいときに使います。木製の物はホームセンターで買ってきた材料で自作。スコヤで直角を確認していますが、まあ、大体合っているかなという感じです。アルミ製のL型アングルも使えます。直角が甘いものがあるので要注意。東急ハンズでは好みの長さに切ってもらえます。電気街のパーツ屋だとさまざまな長さや形状のL型アングルがあります。
ヤスリ類 ホームセンターなどで売っている物も使えないことはないですが、鉄道模型店で扱っているものもあればなおいいでしょう。平型、丸型、半丸型の3種で目の細かい細目、さらに細かい油目は必須です。接合面の仕上げなどに使う耐水ペーパーも準備します。目の粗い方から300番〜1200番ぐらいまであれば十分でしょう。
キサゲ 余分な半田を削り取る道具です。精密ドライバーのマイナスのもので代用しています。ドライバーを使うならその1本はキサゲ専用にした方がいいでしょう。大阪のマッハ模型店が出している刷毛タイプのものは、細部のキサゲや仕上げに重宝します。刷毛の太さがいろいろありますが、細いものが1本あれば当面は大丈夫でしょう。
クリップ類 半田付けで非常に大切な部品の保持に不可欠です。使うかどうか分からない物を含め、ホームセンターなどでアルミ製、鉄製、木製などいろいろな材質、形状のタイプを集めてみました。手前左の2つは電子工作用の放熱タイプです。先に半田付けした部分がとれないよう熱を逃すために使います。奥左は普通のクリップです。側板など外板と内板の半田付けの位置決め、保持用で活躍します。木製のものも同様です。奥右の3つはフライフィッシングの仕掛けづくりに使うハックルプライヤーという道具です。細かい部品の保持に重宝します。


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