西南海観光鉄道
国鉄西南線

 国鉄・西南線は、西日本を貫く大動脈、国鉄・西陽本線の温海から、海沿いに県庁所在地・西南市を経て、西南半島の中央を横断し、西陽線の鹿崎に至ります。西南市は半島の中ほどにあるため、西陽線が明治時代に大都市資本の西陽鉄道として建設された際、半島を迂回するルートが嫌われ、西陽線は県都からは遠く離れて開通してしまいました。そこで、西南市の資産家らが半島を経由する鉄路の建設のため、西南鉄道を設立。大正初期に1067mm軌間の軽便鉄道として開通させました。ところが、河口付近の広い東川への架橋がネックとなり、肝心の西南駅は西南市街から4キロも離れたところになってしまいました。その後、一部区間の電化を経て、昭和に入って国に買収されました。現在も単線のままで、電化区間こそそこそこの乗客がありますが、非電化区間は閑散としたローカル線です。

【駅名一覧】 太字は交換駅
電化区間非電化区間
駅名よみがな距離駅名よみがな距離
温海ぬくみ0.0苑町そのまち33.7
末広すえひろ2.1笹原ささはら37.5
川原石かわらいし3.5国原こくはら40.9
布瀬ぬのせ6.1五十谷いそがい43.4
松原まつばら8.7長沢ながそ48.0
灘瀬なだせ10.9泉川いずがわ51.4
和田浜わだはま13.7宮前みやまえ54.8
蔵所くらどころ15.9明浜あけはま57.4
西南せいなん18.0鹿崎しかざき60.1
岩月いわつき20.3 
床伏とこぶし23.5
平間へいま26.6
巌島いわおじま30.0
苑町そのまち33.7


路線図