西南海観光鉄道
軽便の譜vol.2

 「エバーグリーンの車両たち」と銘打ち、頸城鉄道の車両や沿線の写真を中心に収録しています。今回は鉄道風景の模型化に直接つながるような記事はありませんが、頸城鉄道の情景から想像力をかきたてろ、ということなのでしょう。
 このVol.2は、同鉄道唯一の気動車だったホジ3のエッチング板とセット販売だったのが大きな特徴です。冊子中ではその製作方法が図面や写真入りで詳しく解説されています。下回りは関水金属(KATO)のキハ20を使うようになっています。
 丸山型単端では、頸城の実車の古い写真に加え、九十九里の単端の写真もあります。日本車輌製の片ボギー式単端の図面もあり、いつ製品化されるのかと思っていましたが、ついに日の目は見なかったはずです。模型化するにも、動力が大変でしょうね。簡便な方法では、非力な一軸駆動しかないでしょうから・・・。ほかに丸山型単端のキットを使い、妻板のR化などを加工する記事もあります。
 蒸機の図面はおなじみコッペル2号機のほか、乗工社製品第1号・B型コッペルのプロトタイプとなった浜松鉄道5・6号機や、雨宮の図面も添えられています。

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