西南海観光鉄道
鳥居〜出石駅付近

 鳥居駅跡から続く築堤コンクリート壁のアップ(左)。これから出石方へはいったん消滅しますが、しばらく出石川左岸を進むと路盤跡が残っています(中)。どんどん進みたいところですが、木も生えてきて藪も深くなりそうなので退散。
 上の路盤跡の延長線上、国道482号の長砂橋近くで出石川に注ぐ菅川に架かっていた橋の橋台も残っています(左)。今、出石川は災害復旧工事の真っ盛りでこの橋台もまもなく姿を消すかもしれません。ここから線路跡はほとんど痕跡をとどめません。出石駅は、現在観光地となっている城下町の街並みがある右岸には渡らず、左岸にありました。駅付近は完全に後からできた建物にのみ込まれて痕跡はまったくありません。少し前まで駅に付随した農業倉庫がここでも残っていたそうです。出石の街中近くでわずかに線路跡の農道に出会えます(右、左側の道路は国道)。

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