西南海観光鉄道
中郷付近

 中筋の駅あたりから、線路は今の県道から右の方にそれて山裾にとりつきます。お寺の裏を通って横長の写真の右端の方にあるプレハブの屋根あたりのところに出てきます。農作業をしていた人に聞いたところ、線路は赤線のあたりの田んぼを築堤で横切り、点線の付近で左の山の林の中に入っていたとのことです。築堤は圃場整備の工事で取り壊される1977年ごろまで残っていたそうで、国土変遷アーカイブの1970年撮影の航空写真でも確認できます。
 左の写真は上の写真のプレハブの裏で、分かりづらいですが、写真の左上から4分の1ぐらいの所を通っている金網のフェンスのあたりが線路だったようです。真ん中の写真は上の写真で築堤が左の林につながったところあたりです。線路跡は林道のような形で残っています。右の写真はさらに出石方へ進んだところです。写っている網は、シカ除けだそうです。

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