西南海観光鉄道
さいはての鉄路 根室拓殖鉄道の車輌たち

タイトルさいはての鉄路 根室拓殖鉄道の車輌たち
著者A.G.B編集
出版年月1996.7
出版社モデル8
 模型メーカー発行の写真集。北海道の東端、根室市から納沙布岬に向かう道程の半ばあたり、歯舞までを1954年まで走っていた根室拓殖鉄道の車輌にスポットを当てた。ゲテモノ車輌の代名詞ともいえ、銀龍号の名で知られたキ1(表紙の写真)をはじめとする3両の単端が図面付きで紹介されている。銀龍号の影に隠れていたが、日車東京支店製のジ3は、昭和初期の単端のフォルムをとどめていたのがわかる。写真はないが、雨宮やクラウスなど蒸機の図面も添えられている。わずか16ページの小冊子だが、軽便ファンなら愛らしい単端の姿にしばし見入ってしまうのではないだろうか。

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