| 瀬戸の駅から・下 |
| タイトル | ザ・レイル３０「瀬戸の駅から・下」 |
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| 著者 | 湯口徹 | |
| 出版年月 | 1992.10 | |
| 出版社 | プレスアイゼンバーン | |
| 中四国のローカル私鉄の下巻。軽便鉄道は、まだ蒸機が健在の住友金属鉱山(別子、1955.3）、鞆鉄道（1954.5）を収録。鞆鉄道は廃止の約２ヵ月後、鞆駅などに留置されていた車輌の写真だけだが、鞆鉄道の車輌をまとまって見ることができるものは少ないだけに貴重な記録である。そして、なんといっても圧巻なのが井笠鉄道。コッペルが旅客列車を牽いていた時代から数回にわたる訪問(1954.5、1958.7、1959.3、1964.6、1969.10、1970.11)による豊富な写真が魅力。ほぼ全車両を網羅した車両写真は、単色塗装の時代も含まれる。くじ場の車庫に大事にしまいこまれたコッペルたちや日車の単端も目を引く。走行シーンでは、４両のホハの両端にホジを配した朝のラッシュ時の６連を写し込んだカットが印象に残る。末期でもラッシュ時には需要があったのだ。 | ||