転倒トラウマ克服講座

このコラムは以前リンクで紹介していました、バイク乗りとして大先輩であるスポーツスター乗りの鉄馬さんのサイト 「鉄馬ジャーナル」に掲載されていたコラムです。
残念な事に「鉄馬ジャーナル」は閉鎖になりましたが、ここを見て下さっている沢山の、初心者ライダー、 もしくは初めて転倒を経験したライダーの皆さんに是非読んで頂きたく、鉄馬さん本人の了承を得て再掲載いたしました。


鉄馬さんのプロフィール



1953年5月
バイク好きの父親と兄がいる家庭に私は生まれた。

模型エンジン飛行機が大好きな小学生の頃
目の前に現れた新しい玩具に心を奪われた。

スカイブルーに身を包んだ
「トーハツ・ランペット」と呼ばれる50ccのオートバイだ。

あの時以来、現在までの間
生活の中に必ずオートバイが共存している。

現在、スポーツスターと共に
自らを「最後のカミナリ族」と称し
素晴らしいいバイクライフを満喫中である。

 この記事は経験の浅い方やバイクの扱い方が解らない方に書いた物ですので、 経験豊富な方には少々違和感や疑問が有るかもしれません。 内容に「お叱り・質問・指摘」等が有りましたら、私宛てにDMして下さい。 個別にお答えしたいと思っています。

tetsuma_rider@hotmail.com




バイクに乗る方なら誰でも「転倒」した事有りますよね!
転倒経験がない方は恐らくいないでしょう。(転倒回数なら私が一番ですが・・・)
「転倒」によって『バイクが怖くて乗れない!』なんて事になったら
何の為にバイクに乗り始めたのか解らなくなりますよね。

これから何回かに別けて、『転倒ショックからの復帰!』をテーマにロートル
ライダーの失敗談を交えながら、話しを続けて行こうと思います。

1.始めての転倒 2.イメージトレーニング 3.リハビリショートツーリング
4.余裕の走行感覚 @ 5.余裕の走行感覚 A 6.楽しくバイクと付き合おう



1. はじめての転倒


 東京郊外にある「吉祥寺」へ友人と二人乗りで出かけた時の事。
私は、結構なスピード(70Km程度?)を出していたのには、理由があった。
夕方5時を過ぎた頃、暗くなり始めた路面に雨が降り始めたからだ。
後ろの友人が『急げ!雨よりも速く!』と言った時、事故は発生した。

 目前に迫ったブラインドコーナーに身構える準備が一瞬遅れた。
最悪な事に「危ない!」と思った瞬間に、やってはいけない最悪行為をしてしまった・・・。
コーナリング最中のフロントブレーキである。
当然の様に、フロントタイヤのグリップは失われてしまい
前輪だけが真横にすっ飛んでしまったから、右肩から道路に向かって垂直に落下した。
結果はヘルメット右側が割れる程の強打となり、3分間の失神状態となった。

 転倒後の失神から脱出するのには大した時間はかからなかったが
記憶の方は転倒直前から転倒後30分ぐらいまでが全く無い。
失神から覚めた直後に「嘔吐」をしたらしいのだが、同じく全く記憶に無い。
思考回路が正常に戻るのに1時間程の時間を費やしたが
バイクは自走可能で簡単に自宅に帰れると一安心したのだが
ココからが大変だった・・・。

『バイクが怖くて運転できない』のである。

今まで「怖い!」と感じたことが無い簡単なコーナー1つでさえ、
体が硬直してしまい曲がる切っ掛けを掴む事が出来ないのだ。
長い時間を必要とした『転倒トラウマ』との格闘がココから始まったのだ。




2.イメージトレーニング

 転倒によるダメージには、大きく別けて3種類が有ります。
身体的なダメージ(ケガの事)、経済的なダメージ(急な出費の事)
そして最も大きいのが『精神的なダメージ』です。
今回は最も重要な課題である『気持ちの回復』がテーマです。

 精神的なダメージが大きいと、最悪の場合はバイクを降りる事になります。
然し殆どの場合は時間の経過と共に回復に向かうので心配は要りません。
ココで心配なのは何度も転倒を繰り返す『転倒癖』が付いてしまう事です。
では『転倒癖』が付く人と付かない人は何処が違うのでしょうか?

答えは
転倒から、回避術を学習する人としない人がいるなのです。

 『転倒』は貴重な経験です。 何度も行う物では有りません。
小さな転倒を経験する事によって
最悪の大転倒を回避する術を身に付ける方法が有るのですが
多くの人が実行していません。
その方法が今回のテーマ
イメージトレーニングなのです。

 転倒した時の状況を細かく思い出して、何故転倒したのかを考えましょう。
「充分に減速をしなかった」や「滑りやすい所で前輪ブレーキを使用した」
などの答えが見つかったら、椅子に座り静かに目を閉じて
転倒回避のイメージを繰り返し練習してみましょう。
貴方は転倒した時に冷静にバイクをコントロールしていなかった筈です。
そして、どうすれば転倒を回避出来たのかを、何回でもイメージしましょう。

 このトレーニングは、お金もかからず転倒の危険も無く何時でも出来ます。
イメージの中のバイクは必ず自由自在に操る事が出来る筈です。
そして充分なリズムを掴む事が出来たら仕上げに掛かりましょう。
ベテランライダーにお願いして、片道30分程度の二人乗りをするのです。
後部座席から、ライディングのリズムをしっかりと見習えば完成です。

 ここまで来ればバイク好きの人なら必ず自分のバイクに乗りたくなります。
遠出をせずに必ず帰ってこれる安全な道を片道15分程度乗りましょう。
きっと「バイクを見ると吐き気がする!」事はなくなるでしょう。

 然し、これだけで「転倒トラウマ」から抜け出せる程甘くは有りません。
一人での運転は心細く、不安が一杯です。
不安が少しでも有る内は、ベテランライダーを呼び出して
一緒に走って貰えば、徐々に自信が回復してくる筈です。
バイク復帰まではもう少し・・・。 




3.リハビリショートツーリング


 「バイクに乗りたい!」と思うようになれば完全復活まではもう少しです。
然し、ココからが最も困難な試練が待ち受けている事を忘れてはいけません。
今回は転倒後初めての『リハビリショートツーリング』がテーマです。

 バイクの修理が完了し、絶好のツーリング日和に恵まれれば
家でジットしている事の方が辛いのが「バイク乗り」とゆうものですね。
ブルーな気分を明るくするには『楽しいツーリング』が特効薬ですが
転倒直後のツーリングには気を付けなければならない事が幾つか有ります。

 
●出発前の身支度をしっかりとしましょう!
 
いくらショートツーリングといっても、気軽な身支度で出発後に転倒したら
リハビリツーリングが台無しになるので「身支度」は重要です。

1.大転倒によって傷付いた装備品は、最低限の出費で回復させましょう!
 皮パンは殆どの場合補修が効きますので、購入先に持ち込んで見ましょう。
 膝にあいた穴を完全に元どうりにするのは困難ですが、両膝に上手い具合に
 皮を縫い付けてくれます。(新しいのを購入するのは勿体無い!)

2.ヘルメットは内部の発泡スチロールが潰れてしまうと交換しか有りませんが
 表面の傷だけならお気に入りのシールを張ったりして気分転換しましょう。

3.シールドに傷が付いた場合は新品に交換して気分をスッキリさせましょう。
 グローブは消耗品と考えて、安い物を早めに交換する方が良いですね。

★長くバイクと付き合う秘訣の1つは
『出費はできる限り少なくする』 が重要です。 
 見栄えよりも実用性(経済性)を優先させましょう。



 
●天気の良い日を選んで「半日ツーリング」を計画しましょう。
  
 リハビリツーリングの最大の目標は『楽しむ事』です。
緊張の連続や、体調を崩すような無理な計画をしない事が重要です。

1.午前中に走る時間は2時間以内として、目的地で昼食を取った後には
 ユックリと休んでから、夕方には帰宅するのがベストです。

2.走行時間は連続で45分までにして、休みは15分以上取るようにしましょう。
 緊張の連続は、45分が限度です。 早めの休息がリラックスを呼びます。

3.「お菓子とカメラ」を必ず持って行きましょう。
 疲れた体には「甘さ」が優しく効きますし、
 口を動かす事によって緊張をほぐす効果が有ります。 
 (旅先で変ったお菓子を買うのも良いです)
 止まったついでに写真を撮れば、気分転換と共に良いお土産になります。

★ショートツーリングで大事な事は『絶対に帰宅出来る!』
 とゆう自信を身に付け『もう少し走りたい!』と感じる事が最も重要です。
 速く走る事や、上手く走る事は重要な事では無く、
 
『確実に帰る事が出来る自信を身に付けるのが目標』 です。

 この『自信』が身に付けば、運転技術は後からついて来るのです。


 
   『頭で考える知識より、体で感じる経験を大切に!』




4.余裕たっぷりの走行感覚を手に入れよう @


 前回までのトレーニングでバイクに対する嫌悪感は取れたでしょうか?
そうであれば、次のステップへ行くことが可能となります。
経験少ないライダーには多少の勇気が必要になるかも知れませんが
殆どのベテランライダーが通り抜けてきた関門ですからキット通過できる筈です。

今回は
「走り出すことは可能だけれど峠道が怖くて・・・」の人が対象です。

 大転倒後は「また転ぶのでは?」とか「急にスリップしたらどうしよう!」
の気持ちが先に立ち、余裕の無い運転になってしまいがちです。
では、どうしたら余裕の有る運転を手に入れる事ができるのでしょうか?

 ベテランライダーが走る後ろ姿を良く観察していると解る事が有ります。
走行スピードに係わらず『操作手順は全く同じ』である事に気付きます。
赤信号の交差点から出発して左折する時も、峠道でフルバンクで駆け抜ける時も
操作リズム(速さ)が変わるだけで、操作手順が変化する事は有りません。
この操作手順が『バイクを運転する時の極意』と私は考えています。

 走り出す前に椅子に座って(転ばない状況で)良く考えましょう。
人が乗らずに止まっていれば、必ず倒れるオートバイが何故走るのか?
自転車に乗り始めたときの事を思い出しましょう。
そうです! 『強くペダルを漕ぎ出せば自転車は直進する』ですよね。
では反対に、どうしたら自転車は倒れるのでしょうか?
答えは簡単! 『スピードが落ちれば、その内倒れる』です。

 ここまで来れば、勘の良い人は答えが解ったと思います。
『減速すると曲がり始める』『加速すると直進する』が答えなのです。

 加速と減速によって曲がりと直進をコントロールするには3箇所のコント
ロールが必要となります。 (アクセル・リヤブレーキ・体重移動です)
全てを一緒に練習するのは難しいと思いますので、
今回は2箇所の練習する事によって
アクセルとリヤブレーキの関係を体感しましょう。

 安全な直線を選び、ローギヤからユックリとスタートします。
自転車のスピードに達したら、セカンドにギヤを入れて練習開始です。
周囲の安全を再確認した後、徐々にアクセルを開けて直進します。
左手はグリップに軽く乗せるだけで、右手に神経を集中します。
エンジンの唸りが徐々に大きくなるのを感じ取りましょう。
バイクが加速する時、バイクは綺麗に直進するのが感じられる筈です。

 ある程度の直進を感じたら、今度はアクセルを全閉にします。
エンジンブレーキが利き始めバイクは減速していきます。
減速が不足(ナカナカ速度が落ちない)の場合には、補助的にリヤブレーキを
かけて減速します。(体重はシートの真中に!)
するとバイクは直進を保ったままユックリと減速するのです。
少しでも体重(重心)が左右に傾くと、バイクは簡単に曲がり始めますヨ。

重要ポイントは
『バイクの姿勢はアクセルとリヤブレーキで調整する』です。

ロードレース・トライアル・モトクロス等、基本テクニックの全てがココから
始まります。 何度でも練習する事をお勧めします。

次は、今回の延長として『曲がる時の基本技術』について説明します。




5.余裕たっぷりの走行感覚を手に入れよう A


 前回の宿題(?)「直線路での加速と減速」は体得できたでしょうか?
スピードはアクセルとリヤブレーキでコントロールする事が重要です。
充分に練習を重ねて、スピードをコントロールすること覚えて下さい。

今回は「余裕を持って曲がる」がテーマです。

 大型バイクを颯爽と操り、軽快にコーナーを曲がって行くベテランライダーは
どんな注文を付けても軽々とバイクを扱えるのでしょうか?
答えは「NO」です。
「私は可能だ!」と豪語するライダーがいたら、こんな注文をして下さい。

 『クラッチを切り、時速30Kmで下りのヘアピンカーブを
  ブレーキを使わずに曲がって下さい!』

 この注文は、非常に危険なコーナリングを要求しています。
まともなライダーは、こんな馬鹿げた要求に答えられません。
たった30Kmのコーナリングが何故そんなに困難なのかを考えて見ましょう。
経験の浅いライダーが『曲がるのが怖い!』とゆう答えがココにあります。

 もし、馬鹿げた要求をほんとに実行したらどうなるでしょう。
クラッチを切ったバイクは、下り坂のためにドンドン増速します。
ブレーキを使わなければ、どんなにバイクを内側に傾けようとしても、バイク
は直進してコーナーを曲がりきれずに、コースアウトします。

 前回でも説明したとおり『加速するバイクは直進性が強くなり直立』であり
『減速するバイクは直進性が弱くなり傾く(曲がる)』性質があります。
この特性は『全てのオートバイに共通』しているのです。
つまり、この特性をマスターすれば全てのオートバイを乗ることが可能です。

 では、具体的に『曲がり』の手順を説明しましょう。(左コーナーの場合)
1.コーナーが迫って来る前に、充分な減速距離を確保する。
2.車体を直立させて、ギヤを一段落とす。(3速→2速等)
3.アクセルを全閉にして、エンジンブレーキが利き始めて減速が開始。
4.タイヤが通過するライン上の路面に滑り易い部分がないかを確認する。
5.顔(鼻)をコーナー出口に向ける。(目だけ向けるのではダメ)
6.お尻の右側でシートに乗り、リヤブレーキをかけて減速する。
7.バイクは穏やかに曲がり始めるので、顔の向きと姿勢を変えない事。
8.バイクの旋回半径が自分のイメージに乗ったら、リヤブレーキを離す。
9.アクセルを徐々に開けて加速開始。(直線路で練習したよネ)
10.バイクは徐々に直進・直立してくるので、お尻も徐々にシートの中心へ。

 以上で、1つのコーナーがスムーズに抜けられる筈です。
文章で書くと沢山有るようですが、一連の流れで行われてしまいます。
『曲がる方向と反対への体重移動』『スピードコントロール』が重要です。
このコントロールが、全てのバイクでの基本的技術となります

 ライダースクール等で先導を勤める白バイ隊員・ジムカーナの選手
・モトクロスの選手・トライアルの選手等も全ての基本はココから始まります。
只1つ、ロードレースでは旋回途中に大きく内側へ体重移動(ハングオン)して
超高速旋回を行いますが、これは特殊な技術なのでココでは止めときます。

 コーナリングをスムーズに行う事は簡単に習得できるものでは有りませんが
だからこそ、上手く行った時の充実感は格別です。
安全なスピードで何度も練習して見れば、必ず峠道が楽しくなると思います。

     
 『楽しくバイクに乗るには、知識よりも経験!』

 頭でっかちにならず、気分の良い時にノンビリと出かけましょう!
気分が良ければ、リズミカルで軽快なコーナリングが可能となります。
ここまで来れば『転倒トラウマの恐怖』は充分に小さくなり
楽しさがそれを上回っているために、『峠が怖い!』は卒業です。

 
 今回の講座までで『転倒トラウマ』の呪縛から逃れる事ができましたか?
『転倒トラウマ』はベテランライダーでも必ず持っている物ですので、上手に
共存する事が最も重要と私は考えています。




6. (最終回) 楽しくバイクと付き合おう!

  
 初めての「大転倒」を経験し『バイクを見ただけで気分が悪くなる!』と
言っていた人が、見事に『トラウマとの共存』に成功してドンドンと
ツーリングに出かけている様子を見かけるのは嬉しい事ですが
バイクに乗ることが楽しくなってからが、本当のスタートです。
今回は最終回の纏めとして
『楽しくバイクと付き合う方法』にポイント
置いて話を進めましょう。


 2000年の春、インターネットの中に楽しそうなツーリングクラブのHPを
見つけてから、トントン拍子で沢山の若いライダーと知り合うことが出来ました。
私の年齢の半分にも満たない若いライダー達に囲まれて、ロートルライダーは
新しいバイクライフをスタートさせる事が出来たのですが、少々気になることも
発見してしまったのです。

 リッターバイクと数年のキャリアを持つ男性ライダーから思わぬ言葉を
聞く事が何回も有って、私は困惑してしまいました。

  
    『この頃バイクが楽しくない…』

 何故この様な発言が出るのでしょうか? それも一人や二人では無いのです。
その頃、私はもう1つの現象(?)を何回も見て気が付いた事が有りました。
それは、
250cc程度の軽量マシンに乗る自称初心者(女性)ライダー達が
素晴らしい笑顔でバイクと格闘(?)している姿
です。
この差は一体何処から来るのでしょうか?


 学生時代にやっていたスポーツのコーチにこんな事を質問されました。

    『人間が満足感を感じるのはどんな時か?』

即答できずに困っているとコーチが答えを教えてくれたのです。

1.自分の存在を認めて貰った時。(愛されていると感じる)
2.目の前の課題を乗り超えて新しい世界を発見した時。(充実感を感じる)

 この答えをバイクに当てはめてみたらどうでしょうか?
初めてバイクに乗った時、驚きと感動に「新しい世界」を見た筈です。
そして、次々に起こるトラブルに何度も「苦悩」した経験がある筈です。
「苦悩」から脱出した時に、また「新しい世界」を手に入れた筈です。
「新しい世界」を発見した時、初めてバイクに乗った時と同様の感動が
心を満たし、言葉に出来ない充実感を感じた事でしょう。

 日常の生活が規則正しく進んでいく事は充分に幸せな事ですが
何時も同じ世界ばかりを見ている事への欲求不満を吐き出す術も必要です。
私は
『新しい世界が見たい!』とゆう純粋な感情が、
長い間バイクと楽しく付き合って行く為に最も大切な感情
と考えています。

 新しい世界を発見するのは、そんなに困難な事では有りません。
自分の都合の良い時に見知らぬ隣町を散歩する事でも沢山の発見が有ります。
ブラッと出かけた先で遭遇した大渋滞を避ける為に入り込んだ「3桁県道」が
素晴らしく自分に合った「お気に入りの道」になるかも知れません。
次々と発生する小さなトラブルを解決しながら、小さな喜びを積み上げて行く事で
毎日の生活は素晴らしく潤った物になって行くと確信しています。


 バイクに乗る事によって得る事は、驚くほど沢山有ります。

『人の優しさに触れる事』
『自分の可能性を確かめる事』
『苦しい時に自分の力で道を切り開く事』
『自然の美しさに触れて感動する事』
etc , etc …。
 数えられない程の充実感が自分を大きく成長させてくれる事は確実です。

 『自分なりのペースで・先を急がず・安全に・バイクと付き合いましょう!』

    皆さんの楽しいバイクライフが続く事を、ロートルライダーは願っています。






殆ど全てのバイク乗りが始めて立ち向かわなければならない「転倒への恐怖」を
如何にスムーズに回避するかは
私が若葉ライダーに伝えたいテーマでもありました。

 1人でも多くのライダーが楽しいバイクライフを送るための手助けになれば幸いです。

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