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 トルコの話(最終回)

  さてトルコの話もこの9回目をもって最終回です。最後は食べ物
 の話です。

  トルコ料理というと誰でもシシカバブといいます。ただ現地では
 「シシ・ケバブ」と発音していました。
  これは一口大の羊の肉とトマト、青唐辛子を串焼きにしたもので
 す。ということは羊の肉という点が珍しいだけで、食べてみれば牛
 肉の串焼きなどとあまり変わりません。したがってあまりありがた
 みはありませんでした。

  「ドネル・ケバブ」
  羊肉の薄切りをミルクや香辛料につけ、何枚も重ねてあぶったも
 のを外側からそぎ取ったもの。一般に羊の肉は臭いといわれますが、
 トルコでは肉に必ず香辛料などで味や香りを付けているため、まず
 臭いを感じることはありませんでした。これもちょっと辛目の味で
 すが、おいしかったと記憶しています。

  「キョフテ」
  羊の挽肉を香辛料とともにハンバーグ状にして焼いたもの。これ
 もまあまあです。

  以上肉といえばほとんど羊肉です。というのはトルコはイスラム
 教徒が多いため、豚肉は食べないためでしょう。では何故牛肉は、
 でないのかって? 少しは出たところを見ると高価なのかなあ。

  「ビベル・ドルマ」
  ピーマンに抄めご飯を詰めたもの。ちょっと油こいけどおいしい。

  「チョバン・サラダ」
 トマト、きゅうり、たまねぎ、青唐辛子などをオリーブオイルで和
 えたサラダ。


  トルコ料理は、全般的にオリーブ油とスパイスが使われており、
 油分の多いものとなっています。そしてスパイス。確かにおいしい
 のですが、胃に対する負担は決して軽くありません。

  しかも夏で日差しが強いため、昼間からビールを飲みたくなりま
 す。そして食後にはすいかがよく出ました。水分と油分の大量摂取
 の結果として、おなかをこわしやすい状態になります。「天ぷらと
 すいか」みたいなものです。エジプトも同じような料理の傾向でし
 たからこの地方の食事の傾向なのでしょうか。イラクで人質になっ
 た女性のインタビュウーでも「油っこい食事が多くて」というコメ
 ントがありましたが、その気持ちがよくわかりました。

  でもって私は下痢をしてはかなわないと思って、食事中のビール
 は最初の1杯だけにして、後はワインなどにしました。そしてビュ
 ッフェ形式の食事では、あまり油の多いものは取らないようにしま
 した。その結果8日目までは快調に過ごせませた。しかし結局食い
 合わせには勝てず、おなかの調子が悪くなってしまいました。しか
 も9日目の朝(帰国の日)には刺すような胃痛に襲われました。上
 と下からの攻撃には参った。飛行場で胃薬を飲んで、フライトの間
 も食後に薬を飲んだら、胃痛は収まりました。

  下痢の方も帰国した翌日には収まりました。それにしても日本で
 のあっさりした日本料理がおいしかったこと! そば、すし、お茶
 漬け・・・。

  ちょっと話が汚くなりましたが、あの油っぽい食事を毎日してい
 る向こうの人達の胃腸はどうなっているのでしょうか。不思議です。
  さらにあの油は彼らの体型に確実に影響を及ぼしています。イタ
 リア人が中年になるとビヤだるのように太るのと同じく、トルコの
 人もえらく太った人がいます。特に女性は、30才を過ぎると急に
 太るようで、はっきりいって「デブ」が多いです。もったいないと
 思いますねえ。
  でも中東の日差しの中で、生きるにはあれくらいのオイルが必要
 なのかなあ・・・、と思っているのですが。

  最後に教訓。

 食い合せには気を付けよう。

  「てんぷらとすいか」 「オリーブ油とビール」


  御購読ありがとうございました。
                           ひろ