ナイトパーティー

タハイへの途中で
 
1998年12月31日、レンタカーでマルティンの家から出発して2分くらいのころ、自分に声を掛けてくる人がいた。よくみると、マイアミで知り合い共に飛行機事故を乗り越えながら念願のイースター島に到着したN氏だった。車をよせて話をきくと、
N氏の泊まっている宿の主人が元歌手でN氏が頼んだら夜に歌ってくれるとのこと。その時友人を招待してもいいということになり、私を誘ってくれたのでした。

 
待状の代わりにビーノ・ブランコ(白ワイン)1本を持ってくることが条件でした。
粋だね〜この招待状!!私は非常に感激して是非行かせていただきますと、即答。

N氏はこの後、念願のマグロ釣りをしに沖にでるとのことでした。釣れるかどうか分からないけど、期待しないで待ってくれと言って、去っていきました。


ホテル・マナ・バイ になってホテル・マナバイに向かう。すると背の高いラテン系の男が現れた。
「N氏の友人です」
と自己紹介してワインをわたすと奥の方まで案内してくれた。

 N氏は釣ったマグロをさばいていた。やるね〜でかいマグロをゲットですか〜って感じ。そうして、ホストのベンハミン、奥さんとN氏、若いジャーナリスト夫妻、スペインから来たヘミングウェイ似の夫婦、スペイン語ペラペラのYさん(日本人)というキャストで夜宴が行われた。
 N氏が日本から持ってきた醤油と箸でマグロの刺し身を食べた。よもやイースター島に来てサシミを食べられるとは思ってもいなかった。南米の酒、ピスコサワーもでてきた。マグロとレモレモというさかなを豪快にぶつ切りにして豪快な火で料理したものが出てきた。白身なのにマグロ以上にアブラがのっていて最高だった。

 
ンのギターにあわせてヘミングが踊る、踊る!!みんなで歌ったり、踊ったり、いろんな話をした。本当に楽しいパーティーだった。その後、ニューイヤーパーティーの花火を見に海岸へいった。本当に素朴な花火で、小さい頃に初めて花火をみた時の懐かしい感動がそこにあった。

んな楽しいパーティーを催してくれたホテル・マナバイのベンハミンと奥さん、息子のノア君、共に楽しんだヘミングウェイ夫妻、ジャーナリスト夫妻、Yさん、そして誘ってくれたN氏に感謝の意を込めて筆を置きます・・・。

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