マイアミで思うこと Part−1

 飛行機事故でマイアミに強制的に宿泊することになった私は、必死にアメリカン航空のエージェントの話を聞いた。一泊分のホテルの手配と朝食と昼食はAAがしてくれるとのことだ。

 しかし、その後のチケットの再手配などに関しては、サンチャゴのAAのエージェントに頼んでくださいとのこと。かなりの不安を残したままマイアミ国際空港の出口に向かう。

 「
クオリティINN」というホテルに泊まることになった。空港の出口でホテルのバスを待つ。この時、夜中の1時をまわっていた。そこでちょっと腹立たしいことがあった。

 私たちの集団が先頭で待っていたのだが、後から来た30人くらいのアメリカのボーイスカウト集団が、かってに到着したバスに乗ってしまったのである。バスといってもマイクロバスでホテルと空港をピストンするものだ。
引率の大人もマナーがなってない。

 なんでも彼らはイースター島でボーイスカウトの大会があるので、そのために同じ飛行機に乗っていたとのことである。胸や肩に777のエンブレムが貼ってあった。

 先に並んでいた人々を抜き去り、彼らがホテルに行った結果、そのホテルでは十数人の乗客が泊まれない事態になり、客とホテルの間で夜中に怒鳴りあいになった。

 幸い、私はバスを待っている時に「
これはいつまでたってもらちがあかない」と思って、その時知り合った日本人のN氏とむりやりバスに乗り込んで、とは言っても一番最初から並んでいたので当然と言えば当然なのだが、ホテルの部屋をGETすることができた。

本来、ボーイスカウトとは天災や非常事態の時に一般人を安全な場所に誘導したり、助けるために日夜、アウトドアや野宿などのテクニックを勉強しているのではないのだろうか?
それが我先にバスに乗り込み順番を無視してホテルにいくとは、アメリカのボーイスカウト(もちろんすべてのではないが)「777隊」はだめですね。

 金と時間の余った人たちが真似事をしているとの感想を持った。

1998年12月27日夜、マイアミ国際空港にて

 


マイアミで思うこと Part−2

 マイアミにて
 マイアミのホテルで知り合った青年が、「サンチャゴに行ったら絵葉書をくれ」といってきた。
はやくも友人ができたな・・なんて思いながらサンチャゴで絵葉書を買った。
 結局、ポストに投函したのはイースター島だったのだが、まあ多分届くだろうという感じで、その後はすっかり忘れていた。

 日本に帰って、2週間ほどしたころ部屋にはがきが届いた。よくみるとマイアミからだ。
「おお〜〜!!国際的な友人ができたぜ!!」
と思って、テンションがあがってきた。

 早速読んでみることにした。手紙の内容は、
〜略〜
Santiago is fun place and a lot of pretty boys
〜中略〜
I think you are very cute and I will love to keep in touch.
Next time in Miami you don't need a hotel you'll stay at my apartament OK.
Be a good boy.
Your gorlden sunshine boy ****.
Think of me.
(スペルそのままです)

「こっ、こいつわ?」
まさしくソレ系の人だったのである。一気にテンションが下がりました。
そちら系の人が多い多いとは聞いていましたが、まさか自分が好かれてしまうとは
考えてもみませんでしたね・・。別にソレ系の人がいるのは、いいのですが
自分はノーマルなのでね・・ちょっとショックでしたね。
 まあ、旅をすればそんなこともありますね。
戻る