生活に必要なもの
1.就労ビザ
こちらではEmployment Passと言われているのだけど、これを取得するには「この人物はかくかくしかじかの技能を有していて当社にとって必要な人材なんです。だからシンガポールに派遣したのよ」なんて書いてある書類と最終学歴の卒業証明書が必要だったりする。
あ、英文なのは当然ね。日本の一般的な人事異動季節である春とか夏にはこの申請書が大量に提出されるので一ヶ月程度は必要になるみたいだけど、そうでないときは二週間以内には発行されるみたい。
2.運転免許証
基本的には日本で発行される国際免許証でいいのだけど、これってあくまでも "Permit"だからシンガポール政府も半年以上在住する人は試験を受けてちゃんとした免許証を取得するように指導している。
試験は筆記試験だけなんだけども、50問中45問の正解がないといけないから大変だよね。しかも制限時間は試験用紙の配布を含めて1時間だしさ。
まあ、教本があるから事前勉強はできるのだけどね。
面白いのは、ヘッドライトの点灯時間が理由の如何を問わずに19時〜翌7時まで、と決められていること。
ここってほぼ赤道直下だから日の出は朝7時頃、日没は19時頃、とほぼ決まっているからいっそのこと法律で決めてしまえ、という事らしい。
3.銀行
旅行者には関係ないけど、駐在者は現地通貨での給与支払いだからねぇ。日本の銀行は富士をはじめとしていろいろ揃っているみたいだけど、金利が日本国内同様みたいだからここは一つ現地の銀行に預け入れしてみよう。金利も1%くらいは付くらしいしね。
でも、口座開設に最低S$500は必要らしい。まあ、常時この程度は持っておかないといざというときに心配だし。
もちろん日系企業に勤めている場合は日本国内でつき合っている銀行のシンガポール支店に口座を作ることになるのだろうけど。
(僕の会社もそうだったりする)
ちなみにクレジットカードは一般的ではあるけど、支払いは自動的に引き落としされるのではなく、別途小切手を切ったりするみたい。
てことで、普通口座だけでなく、当座口座も開くことにしました。ちなみにインターネットバンキングが一般的に普及しているので電話料金や各種公共料金の支払いもこれでできるらしい。来月は挑戦してみよう。(01.7.17追記)
4.両替
着任早々は両替商を使うことになるけど、銀行、ホテルでの両替よりも街の両替商の方がレートがいいのだよね。
チャンギ空港内での換金率とホテルのとでは同じ一万円でもS$10程度違っていたからねぇ。
レートは掲示されているので比較してみると良いかも。(最近のレートではS$1=70円くらい)
5.電気
こちらはAC240Vだから日本の機器は基本的には使えないと思った方がいい。もちろん電源アダプターとか機器そのものが対応していれば問題ないけどね。でも、コンセント口が違うのはどうしようもない。これだとどうしようもないので旅行者ならば変換プラグが必要になる。
駐在者は100/240共用機器を使っているならばこういったテーブルタップを買うのも一つの手ではあるよね。これならば日本製のコンセント口にあわせたものでも問題なく使えるし。どうしても日本から持ち込んだ家電製品を使いたい時にはトランスを使う必要がある。
僕もオーディオは持ち込んだので使ってます。(01.7.17追記)
6.食事
日本食は問題なく食べることができます。サラリーマン御用達の焼き鳥、居酒屋も問題なし。(値段を考えなければね)
で、現地人の行くところは街のいたるところにあるFood Mallです。ちょっとしたビルの一階とか、地下はだいたいがこういった店舗が入っていると思ってまちがいなしです。
小さな店がいくつも並んでいて、自慢の料理を提供してくれるのですが、中華、マレー系、韓国系、とバラエティーにとんでます。
値段もS$4〜6程度で満腹になるからリーズナブルだしね。
7.タバコ関係
ご存じの通り室内は言うに及ばず、公共の場所は基本的に路上であっても禁煙です。とはいえ、街のいたるところにゴミ箱と吸い殻入れがセットになっているので喫煙者はそこで吸えば問題なし、と。逆に考えれば日本みたいにタバコのポイ捨てがないぶんだけ街はきれいだよね。ちなみに国外からのタバコ持ち込みも禁止されており、見つかったときには一箱あたりS$100位の罰金だそうです。
まあ、吸いかけの一箱程度は見逃してもらえるそうですけどね。てことで憶病者の僕(本当か?)はヤバイ橋は渡らない、と。(01.7.17追記)
でも、酒を飲んでいるときにタバコを吸えないのが苦痛と思う人は日本人だけではないみたいで、カラオケスナック、バーなんかは最初から店内での喫煙許可を得ていたりする。
8.日時の書き方
日本では年、月、日、なんだけど、こちらは欧米流に日、月、年、なんだよね。これは一週間程度ではまだ慣れないよね。
9.長袖シャツ
僕も事前に言われていたけど甘く見てました。屋外は年中30℃近辺だけど、いったん室内にはいるとそこは冷房が全開で利いている世界。
室温は20〜24℃くらいかな?そんなわけで現地スタッフたちも室内ではセーターをはおってます。いや、長袖ワイシャツ着ていても寒い時があるんだよね。なんでデパートで売っているワイシャツが長袖中心なのか最初はわからなかったけど、今では理解できます(^^;)
で、外界がピーカンの時はそうでもないけど、曇りの時は冷房がやたらに利いてくるからなおさらセーターが必要になる、と。
おかげさまで持ってこなかったことを反省し、買いました。
でも、旅行者もサマーセーターは必需品かもね。だって、ホテルの室内も寒いから。