No.78

             コッキー・ロバーツ


アメリカの女流政治評論家で有名な1人に、コッキー・ロバーツがいる
(両親ともが連邦議会の議員同志でもあった)。

NPRは彼女にインタビューして、
「議員というものは、選挙民、選挙区に対してどう対応しているものか?」、
と訊ねている。

そこら辺は、日本(の議員)でも、全く同じだろうが、念の為に一部紹介する。

先ず選挙民や選挙区からの電話、手紙に対してどう対応するかについてであるが、
「…大変な重み
(tremendous weight)を与える」、と言っている。

次に、選挙区から誰かが(議員会館にでも)訪ねてきたとする、
「…そりゃ、大変な注意
(tremendous amount of attention)を払うわよ」だ。

そして、そうしてこそ、やはり「違ってくる
(make a difference)」という。

次に議員と言う地位について、
アメリカの場合「先ず再選されることは間違いない」
(96%が再選されている)という。

「これも、それだけの対応をしているからだ」ということになろう。

「それだけのとは具体的に、どういう対応のことか」というと、コッキー・ロバーツは言う。

「あらゆる卒業記念パーティー、消防署のオープニング、
ユダヤ教の成人式
(bar mitzvah)、教会の最初の聖餐式(holy communion)に出かける…」。
そこで何があるかと言うと、
「人々(有権者)と交わる。それにより議員も、とても得るところがある。
情報を仕入れられる…生の情報で、議会の議場で、それが大いにものを言う…」という。

                                2017年1月24日