No.14
フェミニスト
このところの大統領選のPrimaryでは、メディアの眼は専ら共和党のトランプ氏の方に向いている。
その中でTime誌(2016年2月9日)は、
民主党Primaryでリードを保っているヒラリー・クリントン前国務長官についての、
彼女の前任のオルブライト(第64代)国務長官(Madeline K. Albright)の言葉を紹介している。
要は、女性を応援しない女性は、「あの世に行っても碌なことがない…」と言っていた。
これに対し、2,3人から批判が上っていた。
これが、殊に若い女性に対し「圧力」と受け止められるというのだ。
そのことについてのインタビューと応答である。
もう1人、フェミニストの旗頭で通っているGloria Steinemも、
また別にテレビドラマ(HBO)の記者に対し、
「若い女性はサンダースの方に群がっているが、
それは、男の子がバーニー・サンダースの下に集っているからに過ぎない…」
と、若い女性を批判したという。
オルブライトはいう。
「誰が女性のために戦ってきたかを弁えなきゃ…ヒラリーは間違いなく、その1人よ
…我々女は、互いにただ手厳しいだけだが…ヒラリーのような人達に感謝しなきゃ
…私が初めて学校を出たての頃は、世間で、まともに扱って貰えなかった
…女性が女性を応援しないことで、世の中が逆戻りしかいかが心配…」
なお、オルブライト氏は、外交官を父として、1937年にチェコのプラハで生れた
(当時チェコはオーストリア・ハンガリ?国から僅か20年の間だけ独立できていた国であった)。
それが1997年、アメリカ初の女性国務長官となった。
その後、国内外でいくつかの要職についている。
2016年3月22日